葉山町一色にある山口蓬春記念館で開催中の『山口蓬春 ユーモアと美術』展に出かけました。
山口蓬春記念館『山口蓬春 ユーモアと美術』展
2015年8月15日(土)−10月18日(日) 10時−17時
前期9月13日(日)迄 後期9月15日(火)以降
一般600円
http://www.hoshun.jp
隣町なこともあって記念館の存在は知っていましたが、これまで特に興味がなかったので出かけるのは今日が初めてです。
最寄りのバス停から2分程。
葉山に多く見られるこみちの先に記念館はありました。
蓬春が1971年に亡くなるまでの23年間を過ごした自宅兼アトリエが記念館に改装されています。
展示スペースは小さな展示室が3室。
そして建物内部の見学。
画室には画材がそのまま展示されており、あたかも今もそこで制作が行われているかのような印象を受けます。
画室の大きな窓一面の緑(ソファーが置いてあってくつろげる),二階の和室から眺める相模湾(畳の部屋にあがってくつろげる),こじんまりとしているけれど趣のある庭園。
とにかく記念館自体の居心地が良くて、思いの外長居をしてしまいました。
画家の親戚のおじさんの家を訪ねたかのよう…というのがぴったりかもしれません。
こちらは本館の隣にある別館。
1階では山口蓬春の軌跡の映像(18分程)を見ることが出来ます。
そして2階は海の見える喫茶コーナーになっています。
ティーバッグやスティックコーヒー、ウォーターサーバーが置いてあって、テーブル席で無料で自由にドリンクを頂くことが出来る気の利いたスペースです。
実は入館した時にまず驚いたのが、お茶菓子をひとつ下さったこと(広島の桐葉菓でした)。
観賞の後こちらのコーナーでお茶とお菓子でゆっくりくつろいで下さいねということのようです。
ちなみに「クイズに答えてオリジナルグッズをもらおう」企画に参加して、蓬春描のポストカードも頂きました。
いやー、気に入った!
今回初めて記念館に行ってみようと思ったのは、ちょうど招待券を手に入れたからという理由の他、ちらしデザインにも使われている『望郷』という絵が展示されると知ったからです。
北極の白熊と南極のペンギンが同じ画面に描かれている望郷。
春に出かけた横須賀美術館の『ほっこり美術館』展(こちら)で見た後に図録の絵をコピーして飾ってある位気に入っている絵です。
今日出かけてみて、実はほっこり美術館展で展示されていたのは『望郷小下絵』と呼ばれる作品でそれを元に大きな本作『望郷』を描いたと知りました。
個人蔵の望郷は10年ぶりの一般公開とのこと。
2作が並んで展示してあり、大小作品の差異も確認出来て、これだけでも出かけて良かったと思える見応えでした。
こうして蓬春の絵画をあたらめて見てみると私好みの惹かれる作品が多いことがわかったので、これから時々出かけてみようと思います。
お気に入りの場所がまたひとつ増えて嬉しいです。
−−−過去の今日のこと−−−
2014年08月20日(水) キャラメルボックスからのバースデーカード
2013年08月20日(火) 益子のひまわり
2010年08月20日(金) 友人と横浜ランチ
2008年08月20日(水) 無印良品の充電ラジオ
2003年08月20日(水) 新宿・職安通り−コリアタウンで遊ぶ
2002年08月20日(火) 散歩日和
2001年08月20日(月) あざみ野まつり
2015年08月20日(木)