恒例の狂言の舞台で国立能楽堂に出かけました。
今日の演目の中の「伊呂波(いろは)」の主役を務める眞之介くんは4歳の男の子(野村万蔵さんの三男)。お相手はおじいちゃんの萬さんです。子どもが親の口真似をするような可愛らしい内容で、子役の初舞台や初シテ(主役)に演じられることの多い曲です。「立て板に水を流すように」とかおそらくは意味はわかっていないんだろうなぁと思うような台詞を懸命によどみなく話す眞之介くんにプロ根性を感じました。子どもが出てくるとその日の舞台の主役は全てその子になってしまいますね。無事に初シテを勤め上げた眞之介くんに拍手喝采でした。私のご贔屓である万禄さんもシテで頑張っていらっしゃいました。空腕は独演部分の長い曲ので役者さんの技量が問われる曲です。万禄さんの演じる「空腕(そらうで)」を観るのは9年ぶりですが、前回の記憶にある少し力みすぎの空回りした感じ(失礼ですが)とは全く違う空腕でした。やっぱり万禄さん大好きだわ。終演後はいつもの通り席はバラバラながらも一緒に舞台を観た4人での宴会。代々木のモンテローザ系居酒屋の開店と同時に入店して4時間半程のおしゃべりタイムになりました。甲府から来て特急かいじで帰宅する友人もいるのに。今日もお疲れさまでした。萬狂言では解説付きで子どもさんにもわかりやすい狂言を上演する『ファミリー狂言会』(チケット代も低価格)や南原清隆さんらを迎えてのコントと狂言とコラボレーション『現代狂言』などの公演も行っています。いきなり狂言は敷居が高そうで・・・という方も是非これらの公演から狂言に触れてみて下さいね。−今日の番組−「空腕」 (太郎冠者)野村万禄 (主)小笠原匡「伊呂波」(太郎冠者)野村眞之介 (主)野村萬素囃子「くじ罪人」(太郎冠者)野村万蔵 (主)野村扇丞 他 −−−過去の今日のこと−−− 2007年07月27日(金) 第50回記念 逗子海岸花火大会2006年07月27日(木) 野菜づくり−現在のゴーヤ2005年07月27日(水) 架空請求・振り込め詐欺2004年07月27日(火) 『高津のももちゃん』2002年07月27日(土) 楽しいたまプラショッピング