旦那は以前大阪CATS観劇の際に井上智恵さんのぷちファンになった。その智恵さんがタイトルロールだというので旦那に声をかけ、一緒に『エビータ』観劇をした。私がこれまでにエビータの舞台を観たのは3回。それなのにずいぶん印象深いのは、ソング&ダンスシリーズ1の中でのナンバーとして半端じゃない回数観てきたから。「今日は絶対幻影を見るだろう」と思ったら、案の定舞台にいない敬二さんが踊っているのが見えた。やっぱりS&Dシリーズは偉大だな。智恵さんのエバはひとことで言えば「良かった!!」。玲子さんと京子さんのエバはもう少し柔和な部分を持っていたと思うのだけれど、智恵さんはどこまでも力強く勇ましいエバで、その解釈からなのか怒ったような表情が随所に見られた。歌のほうは緩急がうまくいかないためか、時々声が小さく細くなりすぎて聴こえにくくなる時があった。それでも十分に素晴らしいエバだったと思う。私にとっては初智恵さんエバの他に、菊池さん・遠藤さん・澤村さん達のアンサンブルさんを見る楽しみもあった今日の観劇。上記お三方はダンスでのポジが固まっていることも多く、(失礼な言い方だけれど)ひとつの視線上でまとめて拝見することが出来て嬉しい。特に♪虹の歴訪での貴族シーンでは、ダンスもないのにセンターブロック上手寄りの席から思いっきり下手ばかりを観てしまった。そんなこんなで舞台を満喫し「エビータの曲ってやっぱりすごい!」なんてことを思った私だけれど、旦那はどうやらそうではなかったらしい。一幕が終わったところで「どう?智恵さん」と聞くと、「うーん、笑顔がないよね」とひと言。そして「映画と比べて(マドンナ主演の映画をビデオで見ている)華やかさが・・・」とも。更に終演後に聞くと「二幕の方が良かったかな」と言っていた。智恵さんの笑顔を求めていたならエビータじゃね。いつかまたCATSか美女と野獣にでも。 −−−過去の今日のこと−−− 2003年02月11日(火) 台湾家庭小皿料理【龍王門】