自転車での買い物がてらちょっと足を伸ばしてご近所散策。我がマンションの前にも通っている二ヶ領用水という水路。徳川家康の時代に工事が進められ、完成によって周辺地域の新田開発に大きな役割を果たしたという由緒ある水路らしいのだけれど、その水路が246号を超えた先にあるのが【久地円筒分水】。高津の情報を見ていると必ずと言っていいほどこの分水の上に桜が咲き乱れている写真が紹介されているので、どんなものかなと思って見に行った。用水沿いの小路を進んで突如現れたのは、ドーナツをふたつ重ねた噴水のようなダムのような不思議な建築物だった。この分水がどんな役割を果たすのかと言えば「流量の変わる水をサイフォンの原理を利用して公平にご近所に分水することで争いを防いだ」のだそう。ふーん。詳しいことはともかくも私は水辺が大好きな人間なので、こういう水のそばにいるだけで心が落ち着くしのんびり出来る。ベンチや小さな芝地に座って用水を眺めることも出来るので散策の途中に立ち寄るのにもいい。すぐ横には群れをなした鯉が見られる平瀬川の流れも楽しめるとても気持ちの良い場所だった。春になったら写真通りの見事な桜が見られるんだろうな。私は見られるかな?