「チケット代は不要なので代わりにどうですか？」との友人の言葉に乗って東京国際フォーラムで行われたADIEMUSのコンサートに出かけた。

ADIEMUS（アディエマス）−名前を聞いたところですぐにわかる方は少ないかもしれないけれど、実はどこかで耳にしたことがあるような曲が多く、その中でもNHKスペシャル『世紀を越えて』のテーマ曲♪世紀を越えて（Beyond The Century）は聞けば「あー、これ！」と誰もが思うであろう、そんなオリジナル曲を演奏しているオーケストラ。ちなみに我が家も旦那が買った『ベスト・オブ・アディエマス』というベスト盤CDを持っていたりする。

曲を聴いた人ならわかると思うのだけれど、結構音を作っているというか打ち込んでいる雰囲気がある音楽なので「それがコンサートでも表現出来るの？」と友人に聞いたところ、「ホールで大音響のCDを聴いているくらい同じだった」と言っていたので楽しみにしていて、実際にライブで聴いてその言葉が本当だったことを実感した。

指揮：カール・ジェンキンスの下アディエマス・シンガーズと呼ばれる９名の女性コーラスと５人の男性パーカッション，更にリコーダーとサックス，そしてストリングス（←ここだけ日本人）で構成されたオーケストラ。それに今回は曲によって雅楽師：東儀秀樹さんやギター，ハープのゲストの方が加わる編成。
「CDでは金管楽器も入っているのに今日は弦楽器だけなんだ〜」と、それこそ迫力不足なんでは？と思って聴いていたけれど、そんなことは全く感じさせないパワー・迫力のあるステージを存分に堪能することが出来た。お席もとても良かったし♪
もちろん全てのパートがうまく融合しているからこそこの迫力が出るのだろうけれど、９名の女性シンガーのハーモニー＆歌声は大げさかもしれないけれど神業を見ているようで「人の声の持つ力ってこんなにすごいんだなぁ」と衝撃的だった。本人達がとっても楽しそうに歌っていたのもすごくいい！

ジャンル分けをするとすればヒーリングミュージックに分類されるであろうADIEMUSだけれど、「聴いていて癒される」というよりは「生きる喜び」とか「大地の鼓動」とかもっと壮大な気持ちで心を開放してくれる雰囲気だった。さて最新のアルバムでもどこかで借りてくるかな。

譲ってくれた友人へ：
　コンサートは十二分に堪能出来たよ〜♪どうもありがとう。で、東北はいかがでしたか？

−−−過去の今日のこと−−−
2003年02月15日(土)　【萬天】の“サンマーメン”
2002年02月15日(金)　【レピシエ】のお茶