朝も早よからのひと仕事を終えた12:00過ぎ、旦那と一緒にご案内を頂いた大場町にある【大場地域ケアセンター】の“かやのき祭り”に出かけた。桜通りの桜のつぼみを眺めながら散歩すること10分強。大場坂上のバス停前を左折したところにこのケアセンターはある。頂いたリーフレットによると、地域ボランティア活動の拠点として、福祉に関する相談の窓口、デイサービスの施設などとして利用されているらしい。この施設があることは広報等で見て知っていたが、現実的な関わりのない私は見たのも入館したのも今回が初めてだった。今日は開所1周年のお祭りとのことで、近隣の自治会や区内のボランティアグループもお手伝いに出ているらしい。お昼過ぎの人出はまずまず。館内に入るとあざみ野中学校の生徒と思われる男の子達が元気に出迎えてくれた。館内は開所1年ということでとてもきれいだった。今日は関係者の控え室になっている相談室数室とヘルパールーム・食堂を兼ねた多目的ホール・福祉施設の展示スペースに一番広いフローリングのデイルームが主な施設だ。とりあえずお昼をここで済まそうとお祭り気分で来た私達だったのだが、何と!お昼をちょっとまわっただけだというのに、あてにしていた“豚汁”は売り切れだった。正確にいうと、目の前で大鍋一杯に作っているのに、用意していた分の前売り食券が完売とのことで買うことが出来なかった。「これからこんなにたくさん食券を買った人が来るのかっ?」と文句の一つも言いたくなったが、我慢我慢。「では焼きそばを」と外に出ると模擬店の鉄板の上には何もない。嫌な予感ながら一応聞いてみるとやっぱり売り切れだとのこと。仕方がないので50円で販売していたポップコーンを買ってもう一度館内へ。入口近くのブースには高齢者疑似体験のコーナーがあった。よくTVのニュースなどでもやっている、見えにくい眼鏡をかけたりおもりのついたギブスをつけることで高齢者の身体負担を理解するもの。小学生の子供達が興味深げに体験しているのを見ながら、私たちは奥のデイルームに入った。5団体のステージプログラムのうち13:00〜のコーラスを聴いていくことにしたのだ。登場したのは平均年齢65〜70前後と思われる10名程のご婦人で構成されたカナリアコーラスで、♪富士山や♪ローレライなど耳に馴染みのある歌を数曲披露してくれた。結成間もないらしく完成度は・・・だったが、お歳を召しても元気で歌っていられるのは本当に素晴らしいことだ。更に同グループメンバーによる二胡の演奏と、合唱指導の先生による独唱があり、25分程のステージは温かい拍手のうちに終了した。館内にあったボランティア募集の告知を見て「お茶碗洗い位なら出来るかもね」と言うと、旦那に「あなたは絶対ボランティアなんてしないでしょ」と返されてしまうほどボランティアや福祉の活動に縁のない私なのだが、少し考えを改めないといけないかもしれない。先日、デイサービスを題材にしたドラマを見て思うところもあったしね。今回この催しの案内を下さったみすずが丘にお住まいのNさま、どうもありがとうございました。そして運営お疲れさまでした。帰りにはちゃんと某監督の豪邸も見学してきましたよ。あのバルコニー使って『ロミオとジュリエット』ごっこが出来そうですね(笑) −−−過去の今日のこと−−− 2002年03月09日(土) 友人達とのご機嫌ランチ 【ふき乃塔】