ひとりカーニバル
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今年もゆず風呂の季節がやってきた。
黄色い果実がぷかりぷかりと湯に浮いているのを見ていると、昔読んだ童話を思い出す。カニの親子が川の中で、泡を吹きながら(死んでいるのではない)川に落ちてきた果実を…とかそんな感じの話。
断片しか覚えていないので、あれは本当にカニだったか、それともザリガニだったか…などと思いながら、ゆずを手にとって風呂の時間を過ごす。
童話を思い出したことで、童心に返ってゆずでお手玉をする。4つぐらい回したいところだが、2つまでしかできない。仕方がないので片手に2つずつ、合計4つ持ったところでなんとなく満足。
童心に返ったとか言って、妥協することで心の平穏を保とうとする大人のズルさは忘れない。
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