ひとりカーニバル
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東北に行ってきた。
道中は長く、新幹線の中でお昼を食べるので、乗り換えの東京駅で“たこめし”を買う。
店員さん「お茶はよろしいですか?」 自分「よろしいです」
そう、お茶はいらない。新幹線の中のワゴンサービスで買うのだ。乗り換えの待ち時間があるので、出来るだけ冷たいものを飲みたい。
無事席をゲットし、乗り換え完了。席のテーブルを出し、たこめしを置く。さぁ、お昼ですよ。後はお茶を待つだけですよ。私はワゴンサービスが来るのを待った。しかし、
――――来ない。
待てど暮らせど、お茶はやってこない。耳を澄ましてみても購買を呼びかける声は聞こえてこない。斜め前の席の人が駅弁をむしゃむしゃと食べているのが見える。お茶も飲んでいる。
私はたこめしを前におあずけ状態だ。ご飯を食べるときにはやはりお茶が欲しい。まずお茶を飲む、たこめしを食べる。
お茶・お茶・たこめし、うまい。 たこめし・お茶・たこめし、具も食べて。 たこめし・たこめし・たこめし・お茶・たこめし・たこめし…
純粋に腹が減ったのと喉が乾いてきたということで、落ち着きがなくなる一乗客。
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