日記

2008年08月27日(水) まさによしなしごと


降ったりやんだり、涼しくなったり蒸し暑かったり。
何とも落ち着きのない陽気ですが、蝉の声は、確実に弱々しくなっています。


こんばんわ、そろそろ、つくつくぼうし。それから、ひぐらし。もえぎです。
呆れるくらいにわんわん鳴いていた蝉たちが、少しずつ声を減らしています。
その証左とばかりに、地面のあちらこちらには、腹を見せた亡骸。
骸はそのうち、蟻がきれいにしてくれましょう。そして彼らのおなかを満たしましょう。
ひたひた。聞こえる忍び足。
秋ですね。

でも最近の蝉、少しおかしかったような?
えっらい早い段階でつくつくぼうしが鳴いておりました。
『え、ちょ、きみ早く出すぎやないの?』と、こちらが心配してしまうほど。
鳴き方も、たまーに、へたっぽい子がいた気もしますし(笑)
『み゛ぃーん…み゛んみ゛ん……み゛ぃぃ↓』みたいな感じで。
聞いてる側が『ぅをおい!?そこで終わるんかい!最後までちゃんと鳴き!!』
なんて、ややこけそうになりながら、つっこみかけるほどに。
新聞の投稿欄とかでも時々見ますが、鳥も鳴き方がおかしいそうな。
二羽並んで鳴いてて、上手なほうがお手本で鳴いてみて。
その後へ下手なほうの、もう一羽が真似して続けたりするそうです(笑)
微笑ましいけれど、少し心配な光景ですね。どうしたことやら。


『潜る』ことを、ふと思います。
このところやったらめったにスランプな所為なのでしょうけれど。
お話を書くときって、『潜り』ますよね?
ゼノに初めて触れた頃は、それはそれはよく潜ったものです。
だって潜らなければ、理解できないのですから。
深く…深く……沈潜してゆく。真っ暗な、黒く塗り潰した水晶へ沈むような感覚。
この状況に置かれれば、彼女ならばどう感じる?どう話し、どう行動する?
表層ばかり理解したつもりでも、いざ書こうとしたら言葉は逃げるばかり。
やっとのことでひねり出した台詞は、ぺらっぺらで、馬鹿らしいほど薄く、説得力がない。
挙句には『彼女ならこんなこと言わない』とまで、書いた当人が考えてしまうほど。
それが、自分のしたことながら、とても嫌で。
なにくそと思い、少しでも近付こうとするのです。そのために、潜るのです。
とても気力を使うことではありますが、それでも実は、幸福でした。
何処までも感覚論ですみません(苦笑)
でも多分。今は。上手く潜れないのだと思うのです。

わたしの書き方って、何を書くにしても、どうしても根っこがゼノなのです。
ゼノ以前にも書いてはおりましたが、いつも途中で挫折ばかりしていて。
本格的に書き始めたのはゼノが最初と言っても良いです。
ゼノから始まって、ゾイドで鍛えられて、そこからサモナイやらポプやら……。
色んなジャンルで武者修行?それでも根底にはゼノ。
今。何かが少し、解離しているような気がします。
指がねぼけているようです。ゆっくり、揺り起こしてみましょうか。


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