降ったりやんだり、涼しくなったり蒸し暑かったり。 何とも落ち着きのない陽気ですが、蝉の声は、確実に弱々しくなっています。
こんばんわ、そろそろ、つくつくぼうし。それから、ひぐらし。もえぎです。 呆れるくらいにわんわん鳴いていた蝉たちが、少しずつ声を減らしています。 その証左とばかりに、地面のあちらこちらには、腹を見せた亡骸。 骸はそのうち、蟻がきれいにしてくれましょう。そして彼らのおなかを満たしましょう。 ひたひた。聞こえる忍び足。 秋ですね。
でも最近の蝉、少しおかしかったような? えっらい早い段階でつくつくぼうしが鳴いておりました。 『え、ちょ、きみ早く出すぎやないの?』と、こちらが心配してしまうほど。 鳴き方も、たまーに、へたっぽい子がいた気もしますし(笑) 『み゛ぃーん…み゛んみ゛ん……み゛ぃぃ↓』みたいな感じで。 聞いてる側が『ぅをおい!?そこで終わるんかい!最後までちゃんと鳴き!!』 なんて、ややこけそうになりながら、つっこみかけるほどに。 新聞の投稿欄とかでも時々見ますが、鳥も鳴き方がおかしいそうな。 二羽並んで鳴いてて、上手なほうがお手本で鳴いてみて。 その後へ下手なほうの、もう一羽が真似して続けたりするそうです(笑) 微笑ましいけれど、少し心配な光景ですね。どうしたことやら。
『潜る』ことを、ふと思います。 このところやったらめったにスランプな所為なのでしょうけれど。 お話を書くときって、『潜り』ますよね? ゼノに初めて触れた頃は、それはそれはよく潜ったものです。 だって潜らなければ、理解できないのですから。 深く…深く……沈潜してゆく。真っ暗な、黒く塗り潰した水晶へ沈むような感覚。 この状況に置かれれば、彼女ならばどう感じる?どう話し、どう行動する? 表層ばかり理解したつもりでも、いざ書こうとしたら言葉は逃げるばかり。 やっとのことでひねり出した台詞は、ぺらっぺらで、馬鹿らしいほど薄く、説得力がない。 挙句には『彼女ならこんなこと言わない』とまで、書いた当人が考えてしまうほど。 それが、自分のしたことながら、とても嫌で。 なにくそと思い、少しでも近付こうとするのです。そのために、潜るのです。 とても気力を使うことではありますが、それでも実は、幸福でした。 何処までも感覚論ですみません(苦笑) でも多分。今は。上手く潜れないのだと思うのです。
わたしの書き方って、何を書くにしても、どうしても根っこがゼノなのです。 ゼノ以前にも書いてはおりましたが、いつも途中で挫折ばかりしていて。 本格的に書き始めたのはゼノが最初と言っても良いです。 ゼノから始まって、ゾイドで鍛えられて、そこからサモナイやらポプやら……。 色んなジャンルで武者修行?それでも根底にはゼノ。 今。何かが少し、解離しているような気がします。 指がねぼけているようです。ゆっくり、揺り起こしてみましょうか。
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