日記

2008年07月22日(火) オハナサイタヨーーーーー!!


そりゃあ朝から塊の王様みたいに叫ぶわけです。
前回のように、夢を見たわけではありません。けれど。それでも。


こんばんわ、瓜の花が咲きましたよー!もえぎです。
朝から無駄にテンションが上がってしまいました。
花が咲いたら迎えにきてホアー。
うう、嬉しい。雄花か雌花かは分かりませんが、とにかく嬉しい。
遅れ気味ではあっても、しっかりと花が咲き始めたのですから。
ここまできたのなら、後は実を結ぶのを待つばかり。
くう。種から育てたとあって、感慨もひとしおです。
何せ最近、呼称が『わたしの子』になってきました。
いそいそしながら『さあわたしの子にお水やってこないと…』ってなってます。
うきうき。そわそわ。嗚呼、嬉しい。
わたしの子、わたしの瓜、元気に雄々しく健やかに。
そしてわたしの口とおなかを満たしておくれ。
瓜フォーエバー…。


が。調子に乗りすぎました。
瓜で夢見心地すぎて、この後行った美容院で指定ミスをやらかしました。
切りすぎました。ごは。
指定が甘かったのです。言葉足らずだったのです。
わたしとしては『肩に(ふんわり)かかるくらい』だったのですが。
店員さん的には『肩に(ぎりぎり)かかるくらい』だったようです。
ニホンゴ、ムズカシイデスネ……。
切りすぎました。とにもかくにも切りすぎました。こんなに短いのは小学校以来です。
お陰で今日はずっと落ち着きません。
『あるべきもの』がないのです。
これまでずっと、肩口をふうわり揺れていたものがないのです。
やや語弊のある表現ですが、『しっぽがない』のです。
しっぽ…わたしのしっぽ……。
わんこのお散歩に行っても。
前をよろよろ歩くわんこ(おじいちゃんなので足元頼りない)と歩きつつ。
ふりふり揺れるしっぽを見ておりましたら。
『しっぽっぽあってええねえ…わたし、しっぽっぽなくしてしもたよ……ちょうだいそれ』
みたいに、なっておりました。これこそ暫く夢に見そうです。

かぶりを振っても、遅れてうなじをかすめるしっぽがない。
緩やかに肩甲骨の上半分にかかっていたしっぽがない。
風に吹かれて頬に触れ、するりとおとがいをなぞって首筋を踊るしっぽがない。
こんなに心細いものかと思いました。
どこか、障壁のように考えていたのやもしれませんね。
背中が酷く、すうすうします。

妙な心細さを感じつつも、次からは指定を確実にしようと心に誓いました。
気紛れにキモノを着ることもありますし。
最低限アップにできるぶんはあったほうが良いですのに。
今度はその辺りをきちんと説明しないとです。
そして意味がないとは分かっていても、数日は無駄に髪を引っ張っていそうです。
にぎぎぎぎぎ、と。少しでも早く伸びるように、という。愚かしいあがきです(笑)
むしろ逆効果な気がしないでもありませんが、せずにはいられません。

そうそう、あがき。もう一つ行動に移しました。
髪があまりに短すぎ。こざっぱりしすぎて、不安にすらなってきて。
ここでふと、あることに思い至りました。
髪がこざっぱりしているのなら、髪留めに少し大きなものを使っても良いのでは?と。
前々から、作ろう作ろうとして、のびのびになっていた髪留めがあるのです。
ゼノオンリで配布した、ブックカバーの下地でもある、布地がありまして。
淡く控えめに、薔薇や色んな草花の散らされた、ダブルガーゼの布地。
それを小さくまあるく裁って、縫って、中にわたを詰めて、小さなクッションみたくします。
数は三つほど。それらを、少しずつずらして、重ねて。
最後にコットンのレースをあしらって、出来上がり。
本で見て以来、これは作ろう!と思い、材料もばっちり揃えていたのですが。
何となく取りかかれずにいた髪留め制作に、やっとこさ着手しました。
切っ掛けが『美容院での指定ミス』というのが、何とも切ないですが。
で、ちくちく、黙々、針仕事です。
このところキモノを着ることもなく、半襟も縫っていなかったので、随分久し振りです。
それに…針に集中してましたら、髪の心細さも、少し忘れていられますし。
現実逃避と言ってしまえば、それまでですけれどね。
針目はぶきっちょ、わたはでこぼこ、裏側はとてもとてもお見せできない。
でも、今回は奇跡的に流血沙汰は避けられました。
珍しく刺しませんでした。ある意味快挙です。所要時間は二時間弱、ですかね。
出来上がりはまあその、色んなところに目を瞑れば、可愛くなりました。
ひとさまには絶対差し上げられませんが、自分用ならば問題なしです。
暫くはこの新しい髪留めを支えに、頑張っていけそうです。

瓜も針も髪も、課題たくさんです。


 < 過去  INDEX  未来 >


もえぎ [HOMEPAGE]