| 2002年02月15日(金) |
100%を超えてみないかい? |
100%果汁飲料を超えた、 本物以上の果汁感!
こんばんは、あまつばめです。 今夜は、ちょっと見つけた飲み物の話です。
コンビニで「なにか美味しそうな飲み物はないかな〜」とウロウロしていた時です。 100円くらいの紙パックで野菜ジュースとか飲むヨーグルトとかを売っているコーナーがありますよね。そこは私にとってはあまり関係の無いコーナーでした。 250ml〜300mlの飲み物は、1つではもの足らず、2つなら500mlペットボトルを買う方が割安。なので、あまり気にしていない、いわゆる死角です。 そこの置いてあった中に『超果汁』(オレンジ味)という飲み物がありました。 何が『超』なのかと手にとって見ると、
『果汁140%』
・・・え? 140%ですか? いくらなんでも100%超えとは・・・・・・ 確かに『超』です。 興味をそそられて2本買いました。
とりあえず、1本目を開けて1口飲んでみます。
ゴクッ ん〜〜〜〜〜〜〜
甘い!
そして
苦い!!
果物は甘味・酸味・渋みのバランスがとれてはじめて美味しいのでしょうが、問答無用に甘すぎて果実の苦味が目立つのです。 これはあまりにひどすぎです。
加えて、飲む前より飲んだ後のほうがのどが渇きます。 「海で遭難して、のどが渇いても海水を飲んではいけない。飲めばよけいに渇き、最後は脱水症状で死ぬ」 そんな言葉の意味がわかるくらい濃いのです。
とんでもないものを買ってしまいました。 どうしましょう。
とりあえず考えたのは、「同量の水でうすめれば70%ジュースになるかな?」という考えでした。 でも、「果汁10%のジュースと100%のジュースでは10倍の濃さを感じるか?」と聞かれたらNOでしょう。両方とも美味しいジュースですし、10%のジュースでは砂糖やいろいろなものを添加しているはずです。 うすめたところで「水っぽいだけの別物」ができあがることを想像してしまいます。
考えたのですが、どうもうすめるという発想しか出てきません。 こうなったら思い切ったことをしてみることにしました。
温めてみました。
ホットオレンジという飲み物です。 冬になると、週1回くらいのペースで飲んでいるものです。 当初、この目的で買ったのですが、濃厚に感じさせるホットオレンジではさらにひどいことになるでしょう。 でも、まあ、ここまで甘苦なら怖いもの見たさで飲んでみたくなるものです。 好奇心優先ということで、カップに注いでレンジにかけました。
温まった140%は強いカンキツ臭を発していました。 気のせいか、見た目がドロっとしたようです。 もしかして、水分が飛んで150%くらいになっていませんか?
それでも、まだ『飲み物』です。 勇気というか、自暴自棄になったというか、それは判断できませんが、とにかく1口飲むことにしました。 恐る恐る飲む1口は知らずに飲んだ時に比べて半分以下です。
・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・あれ? 美味しい?
冷えていたときはとっても甘苦でした。 温めたときはすごく甘いのですが苦くありません。 酸味が引き出されてバランスが良くなって、とても飲みいいのです。 『オレンジ』という感じが濃厚なのに嫌味がないのです。 むしろ100%未満のホットオレンジのときに感じる『人工的なニオイ』がなく、飲み口がすっきりしているのです。
おどろきと得した気分でいっぱいでした。
1本飲み終え、じっくり読んでみることにしました。 製作元はロッテです。 賞味期限は7ヶ月先です。 常温保存が可能です。 カロリーは60kcal(100ml当り)です。 ほとんど糖分です。
・・・・・・・・・え? 60kcal? すごく高くありませんか? 1本(280ml)で168kcalですか?おにぎり1個分弱です。 さすがに濃いだけはありますよ。ははははは・・・・・・
付記1 オレンジのほかにグレープ味がありました。こっちは120%です。
付記2 最初の2行は書いてあったキャッチコピーです。正確には下の2行が加わります。
<140%のおいしさを お楽しみください。>
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