2005年02月23日(水) 応援! くものすカルテット!

来る2005年3月8日(火)、今池TOKUZOにて、くものすカルテットのライブがあります。
それを個人的にめっちゃ応援している今日この頃のワタクシでございます。

去年秋、K.D.Japonでのライブに行きました。これが私のくもカル初体験です。ホントにねえ、いいライブだったねえ、あれは。K.D.Japonというお店は中央線の高架下にあるお店なのですが、ライブの途中も容赦なく電車が走りすぎていく音が聞こえてきます。ガタタターン、ガタタターン、という音と振動。それがまた、合うんだよなあ、くもカルの音に。
たとえ初めて聴いたとしても、ちっとも初めてじゃない感じのするくもカルの音楽。メロディだとか彼らの持つ世界観が、どっか私たちの心の奥底にインプットされているものを突き動かすんだよなあ。
とにかくあの日のライブは、きっと来てた人の殆どの人が楽しくって愉快な気持ちになったに違いないって思ったね。そして私は心の中でこっそり思ったんだ。「このバンド、応援するぞ!」とね。きっと彼らはいろんな所を旅して、その様々な場所できっと、私とおんなじことを思う俄かファンが増えていくに違いないなとも思ったよ。

ユダヤ系の民族は、いろんな土地を流転し、その土地その土地で彼らの音楽を作っていったそうだよ。そこで彼らの音楽とその土地の音楽が融合していったそうだよ。そんな音楽をクレツマーと言うんだけどさ、くものすカルテットの音楽がクレツマー、というよりは、精神がクレツマーって感じがするのね。しかしまったく不思議だよ。ユダヤの音楽は日本の風土にもぴったりしっくり来るんだから。そこが流浪の民の力強さか。

くもカルの音楽もまた、様々な時間と空間を、バイオリンやアコーディオン、サックスなどの音色にのって流浪していきます。音楽を聴きながらどこかの港町が、またはどこかの荒野が見えてきます。流浪の旅だから、その音は愉快だけど切なげ。けれど哀愁だけじゃ流浪の足が止まるから、笑って踊って歩き出す。本当にメンバーはみんなとっても楽しそう。聴いてる私たちも幸せになります。

歌とバイオリンを担当するのは片岡正二郎さん。まるで弁士のような軽妙で洒脱な喋りを披露してくれますが、なんと彼は吉田日出子の「上海バンスキング」で有名なオンシアター自由劇場の役者さんだったそうです。
アコーディオンとクラリネットは坪川拓史さん。なんと映画監督もしているそうです。でもね、そんなんでホントに映画が撮れるのって思っちゃいます。だってアコーディオン上手過ぎなんだもん。こんなに立派にミュージシャンで、そんで映画まで撮れるんかねと、変な驚き方をしてしまいます。
サックスには梅津和時さんのこまっちゃクレズマでもお馴染みの多田葉子さんも参加です。メンバーはそれぞれに個性豊かな総勢8名。

火曜日で休みなんで、待ってましたとばかりにわしは行く!
皆さんもどうぞ行こうじゃないか。前売チケットも、主催者の方から強引な愛情で分けていただき、マタハリにて販売中! みんなで行こうよ!絶対に楽しいから!

くものすカルテット



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