イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
2004年04月11日(日) |
++父 権三(仮名)の喜び。++ |
私達姉妹の結婚を何より喜んだのは
父 権三(仮名)
なんである。
長い間、女系家族の唯一人の男として、 私達の顔色を伺いながら生活してきた父 権三(仮名)。 そこにふと、コイツ一生結婚しないというかできないんじゃないかと 心配しかけていた娘が結婚。
父 権三(仮名)は心の中で、
「ワシにも味方ができた!!!」
と思ったとか思わないとか。
その後、同棲していた妹もめでたく結婚。
実家でも母に、
「息子が二人もできてなぁ・・・宝じゃ。」
と嬉しそうに言っていたそうで。
そんなわけで父 権三(仮名)はやたらめったら 「誕生日会」だの「お祝い会」だの銘打って 飲み会を企画するようになったんである。
それは前もってお知らせがあるからまだいいとして。
日曜の今日、出勤していた夫が珍しく早く帰ってきたので 食事も早めにすませ、のんびり団らんしていたところに 父 権三(仮名)から電話が。 それも娘の私の携帯でなく、夫の携帯にである。
「今からそっち行くわ〜〜」 「えっ?!今からですか?」 「うん、行くわ!!!」
ガチャッ ツー ツー
「・・・・・・。」
すでに現在9時過ぎてます。
慌てて片付けを始めた私達。 間もなく母とともにやってきた父 権三(仮名)は なぜかビールと鶏肉持参。
「もしかしてうちで飲んでく気?」
「そう、飲んでく気。」
その後、夫相手にビール飲みまくりの父 権三(仮名)は 真っ赤な顔して満面の笑み。
「あんな嬉しそうな顔は30ウン年生きてきて初めて見たかも。」
と思ったり、
「はよ帰らんかな」
と思ったりしている間に11時となり、 ご機嫌に酔っぱらった父 権三(仮名)は 夫にGWに潮干狩りに行こうとかわけのわからない約束を無理矢理させて やっとのことで帰って行った。
今に泊まり込みで来るようになるのではないかと不安になった私であった。
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