いろんなきもち。



イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
 
2002年02月19日(火) ++生命の神秘++

たまたま公休を取っていたらしく、家に米を取りに妹がやってきた。

うちでは父 権三(仮名)の仕事の関係で、たまたまお客さんに農家が多いらしく
米が安く買えるのでまとめ買いしているのだ。
2Kのアパートで置く場所もない妹は、無くなったらその都度家に取りに来る。


到着した妹にえさ(カレー)を与え、手なずけた(?)後、


「10kgも精米機にかけるの大変じゃろう?」


というこの一言で
まんまと妹に運転させて銀行まわりをすることを了承させた。


運転するの面倒だったのよね。


らっきー♪



すると、仕事していた母が顔を出し、

「ちょっと荷物持って行ってくれんかなぁ?」

と巨大な荷物を強引に手渡されている妹。



実家に帰るとパシリにされがちな妹であった。


っていうか、私も母も

人使いがうまい。


それは自分が働くのが面倒だから(ダメ)。



さっそく銀行まわりをし、荷物をおろし、無人精米機で精米。
終わって家に帰ろうとしていると、

「あっ! Eちゃんのお見舞い行くんだった!!!」

などと言う。
Eちゃんというのは、Tっくんの友人の奥さんで、
2日前にうちの近所の産婦人科で出産したばかりなのだそうだ。
出産つーことは急がないと、1週間ほどしか病院にいないだろう。

私も彼女とは、妹の引っ越しの折りに身重の体で手伝いにきてくれて
面識があるので、一緒にお見舞いに行くことにした。
評判の病院の中がどんなのかも見たかったし(笑)

お見舞いにアレンジフラワーを買い、病院内に入るとなかなか綺麗であった。
ナースステーションで何号室かを聞き、病室に向かう時に
Eちゃんの赤ちゃんを発見!


「わっはっは〜〜(笑) だんなにそっくり!」
「額が異常に広いとこもそっくり〜〜!」
「やなとこがそっくりだね!」

などと大きなお世話な事を言いながら、スヤスヤ眠る赤ちゃんをしばし
孫を見守るおじいちゃん(なぜ男なのか)のように、あったか〜い目で見守ってしまった。


病室に入ると、この病院が人気があるという理由がわかったような気がした。
個室になってて、フローリングで、ベッドは低く、
ソファーやクローゼットなんかも置いてあり、テレビは液晶。

「おしゃれな私の部屋」って感じ(わかりづらいか)。

病室っぽくないんだわ、まったく。


「私が子供を産む機会があるならば、ここにしよう。
 実家も近いし。」

なんてことを勝手に決めた。


大役を済ませたばかりのEちゃんは、出産の際にいろんなところが切れたため、
普通より縫合箇所が多くて時間がかかったそうで、起きあがれずにいた。


「ああ〜〜ほんとに死ぬかと思った。」
「もう子供は産まない。」
「陣痛の痛みで麻酔なしで切られても
 わからなかった。」



などと、出産経験の無い私達に充分すぎるほどの恐怖を植え付けてくれた。

会社の同僚の女の子も一人目を産んだ時、同じこと言ってたな、そういえば。
でも彼女はすでに3人の子持ち。


なんだかんだと小一時間ばかり話をした後、帰ることに。


Eちゃんが言った、

「お母さんは大事にせんといけんよ。」

という言葉は、子供を産んだばかりの人の言葉だけに、
すごく説得力があって胸に残りましたわ。






↑ ↑ ↑
エンピツ投票ボタン
面白いと思ったら押してくだされ。


 < カコ  INDEX  ミライ >

++ほーむぺーじ(開店休業中)++

いらっしゃいませ


さえ [MAIL] [HOMEPAGE]


*::.。☆My追加*::.。☆