いろんなきもち。



イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
 
2002年02月14日(木) ++毎回後悔するのに、毎回忘れてます++

すっかりバレンタインのプレゼントを渡し終わったと思いきや、
忘れてましたこの人を。




父 権三(仮名)54歳。




毎年のように、

「今年は(娘達が)チョコくれるじゃろうかのぉ」

と甘い物は嫌いなくせに母にぼやく権三(仮名)なので、
とりあえず私も妹も、自分の好みのチョコを買い、
プレゼントしといて後で全て自分たちで食い尽くすという
とてもムダな事を繰り返しておりました。


まあ、プレゼントは気持ちですし。


そんなわけでマドレーヌ型も全て無くなったので、
以前よく作っていて、みんなに好評だった絞りクッキーを作ることに。
これなら材料もカンタンだ。
(もうすっかり”バレンタイン=チョコ”という図式が消えてマス)


生地は昨日の教訓を生かし、「バターはレンジしてやわらかく」してから作業に取りかかった。
おかげでスムーズに生地作り完成♪



さっそく絞り袋に入れて絞り出しはじめ・・・


絞り出し・・・


しぼ・・・


少しも出ねぇ・・・。



そうか。
思い出した。



このクッキーは大変生地が固く、作るたびに血管切れそうになりながら絞ったあげく、

「もう2度と作らまい。」

とつくづく気軽に作ろうと思った自分に腹を立ててしまうオソロシイ代物。


しかし、とても評判がいいので(友人なんか誕生日祝いに希望したくらい)
調子にのって作りはじめ、絞る段階でまた後悔するということを
すでに数回繰り返し、私の学習能力のなさや記憶力の無さを
その都度あらわにしてきたのであった。


しかも、明日、
R両親に京都から届いた漬け物を届けるついでに、クッキーも持って行こうと思い立ち、
たくさん生地を作ってしまっていた。



どうするよ。



どうするもなにも。



諦めて力の限り絞って形を作っていたら、袋が破けて中身が露出。



「ひえ〜〜〜」



セロテープを貼ってみたらなんとかなったので、絞り出し続行。
何個か作ってるうちに、生地がやわらかくなってきた。
そしてふと気付いた。




「そうか、バターが手の温度であたたまって
やわらかくなったのだ」と。





クッキーは焦げずに無事焼けた。


権三(仮名)にも無事プレゼントした。
もらったことで嬉しそうにちょびっとだけ食べていた。


しかし、

なぜ当然のようにもりもりと食ってるんだ母よ。


やはり親子。






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