Wanderings / 千津
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 2005年06月01日(水) 伝えたかったのに伝えれなかったこと 

以下はかなり酔った状態で書きました。それをご了承下さい。
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おねがいがあります。
携帯電話の番号とメールアドレスを変えることだけはやめてください。
私が何を思い、考え、君に伝えたいか、すべてが無くなってしまうから、それだけはやめてください。
お願いします。

君無しには何も出来ないことに変わりはないけれど、相変わらずご飯も食べられないけれど、まだ私は生きてます。
人が死ぬのは簡単だと言うけれど、今の私を取り巻く状況においては簡単ではないようです。
相変わらず苦しさとか哀しみは消えないし褪せないけれど、私は生きています。

今日、散歩をしました。
思いきって、ひとりで大学の外に出てみました。
ここの空は私の故郷と違って快晴とはいかないけれど、晴れて、少しの薄い雲と、暖かくなりはじめた風がありました。
世界は繋がっていて「切り取る」ことはできないけれど、カメラにフィルムが入っていたのをきっかけに、2本分の写真を撮りました。
色とりどりの花が咲いて、咲き終わって、咲き始めて、満開で、それらから感じるこころをどうしたらあらわせるのか、残せるのか、考えながら写真を撮りました。
手持ちのフィルムが1本しかなかったので、撮り終えたあとに、100均に買い求めにいきました。
フィルムはすぐに見つかって手にすることができたけれど、メモ帳と筆記具がセットになった適当なものが見つかりませんでした。
店内をぐるぐるするうちに、フィルムをこのまま手持ちのコートのポケットに入れても誰も気付かないのでないかと思い実行しました。
筆記具のセットは、子供用の5色サインペンと薄っぺらな用紙が一緒になったものを買いました。
「魔が差す」と言う言葉があるけれど、フィルムを無価で手にしたのは、今日の私には必然でした。
過去に万引きをしたのはきっと2回、だからこれで3回目ということになります。
だから何なのでしょうか。
新しいフィルムをカメラに装填して、筆記具に付属した余計な包装を捨てて、再び外に出ました。
少し陽が西にかたむいてました。
君といたとき、車では入らなかった路地を選んで歩きました。
変哲の無いつまらないところも、きれいな庭も、見慣れない木もありました。
川に出ました。
桜を撮りました、空を撮りました。
中年の婦人が立ち話をして、バス停があって、学校帰りの小学生が歩いたり走ったりしていました。
桜の色も、何種類かあって、大学に戻ったら図書館で本を借りて調べようと思いました。
川のほとりに出て、2枚撮ると、フィルムが終わりました。
ミニラボに戻って現像を依頼し、川のほとりに戻りました。
岩場には蟻がいました。
蟻は私におかまいなしに動いていました、だから私も蟻に気兼ねなく岩場に座りました。
大分西にかたむいた陽の光に温められた岩は座りやすくて、西陽もそんなにきつくなく、風は少し冷たくなりはじめていたけれど、気持ちが良かった。

ひとりでここにこうしていて、心地が良かった。

「満たされる」とか「孤独」とかそういう価値観の世界もあるけれど、今のわたしはそれらとは「切り離された」なにかにいた。
そういう時空が、この3年半の私には足りなかったのかもしれない。

そこで思うがままに文字をつらねているうちに、眠くなってきました。
そういえば、この3日間仮眠しかとっていないことに気付いて、眠いのも当然なんだと思いまし


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