Wanderings / 千津
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 2002年09月20日(金) マイナス思考の朝 

「寝たくなったら勝手に寝るから、適当な時間に帰ってきて良いよ」と言った気持ちに偽りは無いけれど、自分の用事をこなすうちに朝になって、まだ彼が帰ってこないということはきっと向こうで寝てしまったのだろうと考え(先の電話の時に「うとうとしていた」と言っていたし)、待っていたつもりは無いけれど、やはり少しは待っていたんだなあと認識し、自己嫌悪する。

ならどうして「そのうち帰る」なんて当ての無い言葉を渡すのか、取るに足らない些細なことなのだろうけれど、真に受けていた自分が幼稚に思えるし、傷つく自分が嫌だし、あいかわらず適当なことを言う彼に腹が立つ。

私は寝つきが悪くていつも眠れなくて困っているから、眠いと思った瞬間には寝たいのに、そういうときに限って彼はじゃれ付いて眠るのを邪魔する。今日も私は明日早起きをしなくてはならないから早く寝付きたかったのに、眠くなった私を一時間振り回した挙句ようやく出かけて行き、私は眠気が吹き飛んだ状態で残された。眠れず、かといって元気も無いので仕事もこなせず、急を要しない単純作業をするうちに朝になった。

眠ろうと思えば(寝付かないけれど)ベッドに入れるし、元気が無くても(はかどらないけれど)仕事に取り掛かることは出来るし、それをしなかったのは私の責任であって彼を責めるべきではないのだろうけれど、甘えた責任転嫁からか苛立ちが生まれてそれを彼にぶつけたくなる。心の狭い人間だと思う、嫌いになる、嫌なことしか考えられない。

彼の所為じゃないけど彼の所為だ。


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