2002年08月12日(月) 強欲の裏側
私と彼の問題に、彼の母親が口出しして、彼の母親が彼以外の人間(私や私の母親)にものを言い、私は彼の母親の20才を過ぎた息子への過干渉を嫌った。彼は目前の他人の意見に流されやすいので、彼の母親が私達の事に口出しして私を彼から遠ざけようとして、彼が実際にそうなることを危惧した。
私は彼にいくつかのことを求めた。彼の母親から私をかばって欲しいこと、他の何より(彼の母親より)私を選んで欲しいこと、私の帰省にあわせて私の実家に付いて来て欲しいこと。私は、彼を彼の母親の元に置いておきたく無かったので、彼を私の実家に連れて行くことにした。彼は彼の母親が私の母に電話をした手前行きたく無いと言ったけれど、私の求めに応じて渋々承諾してくれた、友達との以前からの約束を捨てて私の元に居てくれた。それは私が強く希望して彼を流した部分が大きいけれど、一応は彼が私を選んでくれたことに満足した。
彼は私の前では自然に楽に振る舞えるけれど、私の事が好きかどうかはわからないと言った。私は彼にとって自身がどれくらいの重きにあるかがわからないから不安に思い、彼がどれだけ私の希望を受け入れてくれるかによってそれを計ろうとした。私は我侭を言い、私を選んで欲しいと言い、彼を困らせた。最終的には、彼は私を選んでくれたけれど、その結果を得るまで私は沢山の言葉を用い、私の粘りが彼を流しただけなのでは無いかと思い、やはり不安は消えなかった。私は彼がすぐに私を選ぶことを望んでいる、だから私は自身が辛い時に彼が直ぐに私を選んでくれないことが不満だった。彼が真夜中に霧雨の中2時間歩いて帰って来てくれても、そのことが引っ掛かって不安と不満は消えなかった。
彼が私の求めに応じて私を選んだ事実がいくつあっても、私は彼が自ら私を選んでくれない限り不安なのだと思う。自ら動く人では無いのだろうと思う、そう言い聞かせても不安は軽減されない。彼が自身の実家に戻って私を求める電話をかけてくれても、一時的な満足しかえられない。言葉だけでは無く、それを裏付ける行動も欲しい。
私が出切ることは全てするから、何か一つ私を満足させてくれるものが欲しい、私に自信を与えてくれるものが欲しい。
私は強欲だ。ひとつ叶えられたら次を求めてしまう。どこまでいけば止まるのだろう。
|