Wanderings / 千津
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 2002年08月08日(木) 無意志の人 

私は自身を受け入れてくれる他人が居て、その人には正直に接することが出来て、時には支えあうことも出来ると思っていたけれど、それは私の勘違いだったのかもしれない。その人は意志が弱く、周りに流されやすく、自身の許容量を考慮に入れず、耐えられないことからは逃げ出す、自身に都合良く生きている人なのかもしれない。

私の意志は明確だけれど、彼の意志はそうではないことがわかった。彼にとって都合が悪くなれば過去に遡って「何も無ければ良かった」と今までの行動を否定し、立ち往生する様は嫌いだ。行動しなければ結果は無いし、何も選択せずに時間が経過する事は有り得ない。後悔は過去を否定するためにあるのでは無く、過去を活かす為にある。困難に出会って「その原因を作らなければよかった」とそれまでの行動を否定して嘆くのか、目的の為に打開策を考えるのか、どちらが時間を無駄にせず先に続けられる選択なのかは自明の理だと思う。残念ながら彼は前者だ。彼は意志を持たないまま行動を始めて他人の介入を許し、自身にとって都合が悪くなればそれまでの全てを否定して投げ出す。自分が否定したものの中に私が入っていることに気づいていない。私は自身が否定されて悲しくなる。私を投げ出す彼に怒りを感じる。彼は自身だけが困難な立場にあると思っている。彼は私を傷つけたことに気づかない。私は彼が意志を持たず自分勝手で困難からはすぐに逃げ出す弱い人だと思う。そういうところが嫌いだ。だけれどそれを口に出して伝えれば彼はまた被害者面をして私を投げ出すだろう。だから私は彼にそのことを伝えず、ここにだけ書く。

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駄目なものは仕方ないのだ。彼が考えてくれた(流されていただけ?)だけで満足しよう。欲張ってはいけない。疲れさせてはいけない。私はもう少し自身の気持ちを内に納めることを学ぶべきだ。



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