Wanderings / 千津
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 2001年12月02日(日) バイオリズム 

課題を作成する為に、20時頃から大学に行きました。大きな作業室があって、各自好きな場所で作業をして良いので、なんとなく各々のスペースに「溜まる」人の種類が似通ってきます。

私と彼は一緒の場所で作業をしました。その場所には彼の友達も居ましたが、0時過ぎにその友達は帰りました。その後は、その場には私の友達しか残っていなく、彼はそれまでの様子から徐々に沈み始めて、いつの間にか席を外して消えてしまいました。彼は、彼の知らない人(彼の苦手なタイプの男女)と私が話しているのを見て軽い孤独感を感じ、それを発端にして色々ものを憂い始めたらしいのです。3時間くらい経っても作業室に戻らないので心配して、携帯電話で連絡を取ってみたりもしましたが、どうにも心情的にそこに居続けることが辛いらしく、間も無く帰宅する事にしました。

帰宅した後、彼は、最近沈みがちだった気持ちが、これを契機にして一気に沈んだらしく、とても辛そうでした。私は(自身の浮き沈みの激しい性格なので)彼の気持ちに自身の経験を併せて辛くなる一方、側にいる事しか出来なく「側に居て何もしない事」の難しさを感じていました。ベッドに入ってから、ずっと、私は彼を抱き締めながら、涙を流し続けていました。それは、失礼で、傲慢だったかもしれません。


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