原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2003年01月02日(木) あけおめ、ことよろ!

@ケータイ
今、まるで今年の私を占うかのように、私は音楽にハマっています。
いえ決して、皆さんことを忘れて、なんてことじゃありません。

ただ、20年ほど前に自分がやっていた音楽が、
聞きたくなってしまったのです。
たぶん、一昨日の『紅白』のせいだと思います。
モー娘。にしても、「ウチナー(沖縄)口系」にしても、
私が20年前にやっていた曲と同じような感じなんだもん!
「今の若い衆ら」(なんて言いたくはないけど)に聞いてもらいたい。
あの頃は「イデオロギー」とやらのせいで、
うちらがやってる音楽をやってるヤツなんて
「アカ」
とか言って差別されてたけれど、
BEGINのヴォーカルの人が『島人ぬ宝』を歌う前に
「この歌は、石垣島の子どもたちと一緒に作りました」
とか言うせりふを聞いて、
ああ、この人たちは私もかつて参加していた音楽活動と
同じようなことをやっているんだ、と思いました。

時代が移り変わって、世界の様子が以前とは少し変わってくると、
誰かがある方向性でやっていることが、
以前は毛嫌いされるような雰囲気があったのに
今では歓迎される、というようなことが起きてしまうものなんですね。

たぶん、私(たち)は、時代を「一歩」先取りしてしまったのでしょう。
多くの人々に受け入れられるやり方は、
「時代を半歩だけ先取りする」
ということなんだそうです。
一歩も先に出てしまうと、ついてこれる人が少なくなってしまい
「人気」という点では不利なのです。
半歩だったら、多くの人が無理やり背伸びしないで理解できるから
受け入れられるし、支持できるのです。

ああー、もうっ。て、言いたくなっちゃう。

(*1/4に修正をかねて追記しました)


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲