原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年09月19日(木) 朝の夢……「悲しい」の素

[12:11 02/09/19]。今起きた。

夢を見ていた。
内容はもう、ちゃんと覚えていない。
(ていうか、薬のせいで記憶力が落ちている)
      ↑薬のせいにばっかりするなよ>自分

ただ、家族が全員揃っていたのを覚えている。
私は悲しくて、泣いていた。
他の家族は私をなだめてくれていた。
家族……死んだ兄もいた。父も、母も。
お姉ちゃんも。二番目のお兄ちゃんも。

ああ、そうか。
私が泣きながら訴えていたのは

「お願いだから、みんな仲良くして。
 争いあうのはやめて。
 そうやって争うのを見ていると、私は悲しいの」

ということだったのだ。

私の人格障害だかACだか、ていうのは
そういうことだったのかもしれない。

私は、腹違いで私が生まれた時にはもう自立して
よそで暮らしていた兄たちも含めて、
家族全員が仲良くしてほしかったのだ。

兄たちと父はいつもけんかばっかりしていたり、
父が母とか私とかをがみがみと叱ったりする、
そのことが、
悲しくて悲しくて、仕方なかったのだ。

私はその悲しみを、夢で初めて自覚したのだ。
目が覚めてもこの夢を覚えていて、
本当に良かったと思う。
夢の感情―悲しい―を覚えていて、本当に良かった。


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