原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年09月18日(水) 集中力 他

★1・断片集



★1・断片集
猫の恩返し  集中力  克服  就寝について

『猫の恩返し』
一昨日、宮崎駿……ていうかスタジオ・ジブリのアニメ『猫の恩返し』を観た。
事前に下調べとかぜんぜんしてなかったので、
同時上映『ギブリーズ』というのがある、ということを知らなくて、
ちょっと戸惑った。

でも、割と面白いな、と思ったし、
すごく軽い雰囲気だけど実はCGとかを上手に使っていて
めっちゃセンスいい、と思った。

本編、ていうか肝心の、ていうか、『猫の恩返し』のほうも、
割と軽い雰囲気……つまり「コテコテじゃない」っていうことだけど
もしかしたら「物足りない」と思った人もいたかもしれないなあ、と感じた。
(ていうことは、私自身がそう感じているのか?)
でも、決して損したとは思わなかった。
宮崎アニメのおいしいところは満喫できたと思うし、
『耳をすませば』の続編、ていうか同じ世界……(とも言い切れないのか;
うーん難しい)……なのも
私にとっては「お気に入り」だった。

観に来たのが遅かったからか、映画館はがらがらに空いていた。
(私入れて観客は3人)
ま、もともと、夏休み映画だったんだし。

私としては、楽しめたと思う。

集中力
このところ、あっちこっちでちょびちょび書いてるけど
集中力が落ちた」。
たとえば、この「断片集」の話題、書き出すまでは二つ三つ話題があったのに、
今ではもう覚えてない。
(ちなみにこのテーマは書き出す時には考えてなかった)

ちょっと『アルジャーノン』のお話みたい……
知性が壊れていくのは、けっこう怖いぞ。

昨日メンタルのお医者さんでそのことを相談したら
「集中力を鍛えてください」だって。(-_-;
……ていうか、それでいーのかよー!?
(私、集中力を「鍛えた」なんてこと、今までに1度もないよ?)

克服
私には、軽いトラウマになってしまっている出来事がある。
それは、中学3年〜高校1年の春休みのことだった。
私は吹奏楽部の合宿 in ちょっと山深いキャンプ場、というのに参加したかったのに
なんか成績悪かったとかで父親が認めてくれず、
けっきょくそれに参加できなかった、ということがあったのだ。
具体的には、合宿の参加費用、出してもらえなかった。

このことから、二つほど、人が聞いたら「何、それくらいのことで」と思われるような
トラウマが心に棲みついてしまったのだった。

一つ。私は何かのイベントに参加できずに、所属する集団から「おいてきぼり」になる。
(私はそのことがきっかけで、吹奏楽部を辞めてしまったのだった)

二つ。私の気持ちはお金によって裏切られる。
(父との争点は合宿の費用を払う、払わない、ということだった)

なんか、こうやって文字にしてみると(今初めてそういうことをした)
けっこう幼稚な決め付けだなあ……

まあ、トラウマってそういうものだろうし。
他の人から見ればなんでもないようなことが、
トラウマとして捉えてしまっている人にとっては
大きな壁として立ちふさがる。

で。

実は、先週の土曜から日曜にかけてのイベント
UNIT LIVE Vol.6」(詳細は→伽藍博物堂http://www02.so-net.ne.jp/~garan-s/)
に、お店のほうで疲れきってしまって出られなかったのだ。
私は「うわーん、おいてきぼりになるぅぅぅ!!」
とパニクった。
で、そういうとき、私はいじけてしまって
しばらく顔を出せなくなってしまうのだけれど、
昨日は平気な顔して練習に出ることができた。

それも、ヘルパーさんが来てメンタルに行って、帰ってからご飯を作って
ちょうどビミョーなタイミングで帰ってきたFくんと一緒に食べ、……
てなことやってるうちに、すっかり遅刻してしまったんだけど(^^;
それでも出た! 「きっとみんな私のことだらしないと思ってるだろう」なんて
ちらっと思ったけど(^^; ほとんど気にしないで出れた!

ていうか、別に誰もそういうことで私を責めるわけじゃないのに、
何をビビっているのやら。

いや、だから、ふつう(っていう言葉を使うのはいやだけど)に考えたら
どうってことないようなことを
いちいちああだこうだと詮索して勝手にパニクったりビビったりするのが
「トラウマ」による反応なんじゃないの。

でも、今回は、どうやらトラウマパニックは克服できたのかもしれない。
だとしたら、ヨカッタヨカッタ。

就寝について
(やったー、「集中力」の勝利! この話題で書きたくてエディタを立ち上げたのだった!)
よく寝具のメーカー「○8」(^^;のCMで「人生の3分の1は睡眠です」とか言ってるけど、
確かに睡眠は大切なことだと思う。

でも、私は睡眠を、あまり大切にしていないようだ。
とある掲示板のとある人の書き込みに「安心して床に就けない」と書いてあって
それって(事情はちょっと異なるけれど)私もそうだなー、と思ったのだった。

私の場合は、たいていネットにつないであちこちを巡り歩き、
それで疲れきってうとうとしてしまうくらいになったら
その場で寝ちゃう、もしくは歯も磨かずに布団にもぐりこんでしまう……
歯を磨かないのはいくらなんでも気持ち悪いので、
いつもそれだけは、と思っているけど、ちゃんとできるのは2回に1回くらい……(-_-;

就寝する、ということを、恐れている。
睡眠っていうのは、「活動の停止」という側面を持っていて、
それって実は「死」との連想がある。

今は治ってるらしいけれど、私は一時「いびき」がすごかったらしく、
しかもいびきをかく人にはよくあることだけど、
呼吸の何回かに1回は気道がふさがってしまって
しばらく「息ができない状態」になってしまっていた。

それを放っておくと、時には死んでしまうこともあるのだ。

実は、私のいびきのことは、元パから聞いた。
彼女は病院勤めだったので、何かしら「病んでいる」人を毎日見ていて、
ちょっとばかりいろんなかたちの「死」に詳しくなってしまっていた。
それで、私のいびきについて、ちょっと過剰な心配をしてくれたのだった。

今はあんまりいびきはかかないらしい。
どうして治っちゃったのか、自分でもわからないけど、
お酒や煙草と関係があるのかもしれない。

ただ、私の中に「睡眠>死」という連想が色濃くなってきたのは
確かにあったし、
もしかしたら哲学的領域かもしれないけれど
この連想は、あながち間違いとも言い切れないような気がする。
(でも、今の私はあんまり「テツガク」について考える気はしない)

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