原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年06月07日(金) 人格障害(……についての感想)

「人格障害」というキーワードで検索してみたら、
赤の他人のホントのわたし
http://akatan.cool.ne.jp/index.html

というページがヒットしました。
この、「赤の他人」さんの説明(「こころ」という欄)がわかりやすかったので、
それを読みながらぶちぶちと感想を綴ってみました。

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☆妄想性人格障害……
またしても「自己診断」できるページがあったのでやってみた。
質問項目に「私の作戦は完璧だ」とか「必ず復讐を遂げる」とかあって
既に「なんだコリャ」と思ったけど、やっぱり「あなたは非妄想人間です」だって。
あー、よかった。

☆分裂病質人格障害……
一言で言えば「異常なほど孤独が好き……っていうか孤独・孤立が本人にとってノーマル」
っていうタイプか。
これはほとんどなさそう。
だって私、孤独はいやだもん。

☆分裂病型人格障害……
(以下転載)---------------------------------
現在では、これらの人格を境界性人格障害と分裂病型人格障害と分けられていますが、
昔は境界例として一緒に扱われていました。
境界例とは便利な言葉で、はっきりと精神分裂病でなかったら、そうよんでたようなこともあったのです。
つまり、精神分裂病と診断するにはためらわれるが、
神経症では収まりきれない精神症状のある人のことをそうよんできました。
例えば、明らかな幻覚や妄想はないが言動がおかしい人、
奇妙さやある種の硬さを感じる人などを境界例とよんできました。

そんな中でも境界例は大きく二つのタイプに分けられると考えられていました。
ひとつは感情の不安定さを主な症状とするグループ、境界性人格障害。
そして、精神症状を示すグループ、分裂病型人格障害です。
分裂病型人格障害は、分裂病と遺伝的な関係があるとされています。
つまり、境界性人格障害より分裂病に近い親戚みたいな障害のことです。
---------------------------------(以上転載)

具体的な特徴を見ていくと、ちょっとありかも……という気がしないこともない。
<診断基準>
(以下転載)---------------------------------
1.関経念慮
2.迷信深かったり、テレパシー、第六感を信じている。
3.実際には存在しないはずの力や人物の存在を信じる。
4.考えや会話が奇妙である。(会話の内容が乏しかったり、ずれてたり、細かいことにこだわったり)
5.疑い深く、妄想じみた考えを持っている。
6.感情が不適切で乏しい。身振りそぶりが滅多にない。
7.外観や行動が奇妙で、風変わりである。
8.親しい友人がいない。家族以外に信じられる人がいない。
9.社会に対して過剰な不安をいつも持っている。それは妄想的な不安でもある。
---------------------------------(以上転載)

……でも、やっぱり違うかな。

☆反社会性人格障害……
うう、怖い。
「良心の呵責なしに犯罪行為を犯せる」だって。
……でも、実は私は「紙一重」だと思う。
結婚していた頃には、明らかにこの状態に追い詰められていたと思う。
誰に追い詰められていたのか、それは……不明。

☆境界性人格障害
具体的な症状
(以下転載)---------------------------------
1.見捨てられ不安  家族とくに母親から「見捨てられる」ことへの不安から、おおむねいい子に育つ。
母親の期待に応えようとたくさんの努力をする。
2.不安定で激しい対人関係  対人関係の変化は大きいです。
ただ、自己愛性人格障害と比べると過剰な理想化は少ないです。
表面的な対人関係と激しく退行した対人関係の間を揺れ動きます。
意見の衝突を恐れて自分をごまかしたり、嘘をついたりします。
3.同一性障害  上の二つのために深刻な同一性障害を起こします。
本人にはその矛盾は分からず、他人にはよく見えます。
本人はやりたいことをやっているのですが、周りの人は不自然に感じるのです。
4.衝動性  自己破壊的な行動としてあらわれます。見捨てられ不安や感情障害と関連して起こります。
無気力や寂しさを紛らわすために飲酒、無謀な運転、過食などがみられることもあります。
5.自殺の脅し、そぶり、行動、自傷行為がみられることが多いです。
6.感情が変わりやすく、慢性的にむなしさを感じています。また、抑うつと怒りが混在しています。
ゆううつで不快な気分と同時に、何をやっても満足しない感じがするのです。
7.重篤な解離症状  幼少期の虐待と関連しているといわれます。
---------------------------------(以上転載)

N先生=私の「メンタル系主治医(? はっきり契約したわけじゃないけど)」に言わせれば
「境界性人格障害」は、概ね他の人格障害と複合的になっていることが多いのだそうで。
(という言い方でごまかした? まあ、別にいいんだけど。そう簡単にわかるわけじゃないだろうし)
もう何度もやってるから今さらだけど、「9つの診断項目」をやってみて、
5〜7個はいつもあてはまるので、とりあえず自分はこれかな、と。

☆演技性人格障害……
<診断項目>
(以下転載)---------------------------------
1.自分が注目の的になっていないと楽しくない。
2.他人との関係は、不適切に性的で魅惑的・挑発的な態度をとる。
3.あさはかで感情を表に出す。
4.自分への関心を引くために身体的外見を利用する。
5.感情表現がオーバーなのだが、内容がついてこない。
6.芝居がかった態度や誇張して表現する。
7.他人や環境の影響を受けやすい。
8.対人関係を実際以上に親密なものとする。
---------------------------------(以上転載)

はっきり言って、なくもないぞ、私。
1.2.3.はかなりある。
4.5.6.は自覚がないけどそうかもしれない。
7.ある意味そう。
8.最近気が付いて注意している。
まあ、あくまで自己診断。
それで間違いなくわかれば、プロの医者はいらない。
……
っていうか。
典型的なこのタイプの人、私知っている。
だれとは言わないけど。
(念のため、この日記が見れる環境を備えている人じゃありません)

☆自己愛性人格障害……
「裸の王様」タイプ。
私はよく「裸の女王様」と、えっちな言い方するけど、
あんがい冗談抜きでふさわしい言い方だったりして。
「無自覚タイプ」と「過剰警戒タイプ」があるんだって。
私は後者かなあ(前者だったらイヤだ)。
「他人の反応にひどく敏感
押さえ気味、恥ずかしがり屋、目立つのを避ける
注目の的になることを避ける
他人の話に軽蔑や批判の証拠を探る
簡単に傷つけられやすい」

(↑おっとこれも転載だ)
だそうで。
……ちょ、ちょっと待て。
むしろ外面的には「無自覚タイプ」のほうが、近くない?
う〜ん、ダメだ、自分では判断できない。
っていうことは、重篤なのか。
<診断項目>
(以下転載)---------------------------------
1.自分は特別重要な人間だと思っている。
2.限りない成功、権力、才能、美しさにとらわれていて何でもできる気になっている。
3.自分が特別であり、独特であり、一部の地位の高い人たちにしか理解されないものだと信じている。
4.過剰な賞賛を要求する。
5.特権意識を持っている。自分は当然優遇されるものだと信じている。
6.自分の目的を達成するために相手を不当に利用する。
7.他人の気持ちや欲求を理解しようとせず、気づこうともしない。
8.他人に嫉妬をする。逆に他人が自分をねたんでいると思い込んでいる。
9.尊大で傲慢な態度、行動をとる。
---------------------------------(以上転載)

そ、そうか。
自分でコントロールしてるからあまり大きな実害をもたらしたことはないけど、
こういう面はかなりある。
ただ、「自分でコントロールできる」からかろうじて発症してないだけ。
っていうか、「自分でコントロールできる」のなら、それはノーマルということ。
発症してなくても「そういうところがなくもない」と思う人は、
私以外にもいっぱいいるだろう。
……
それとも、実は「コントロールできてない」のだったりして。
怖い怖い。

☆回避性人格障害……
おおざっぱに言うと「ひきこもり」のこと。
一昨年から昨年にかけてはこれが強かったかも。
<診断項目>
(以下転載)---------------------------------
1.他人からの批判、拒否、拒絶をあまりにも恐れるために、
仕事上大切な人と会わなければならないような状況を避ける。
2.好かれていると確信できなければ、人と関係を持ちたいと思わない。
3.恥をかかされること、バカにされることを恐れるために、親密な間柄でも遠慮がちである。
4.社会的状況の中では、批判されはしないだろうか、拒絶されはしないだろうかとこころを奪われる。
5.自分が人とうまくつきあえないと感じるため、新しい人間関係を築けない。
6.自分は社会的に不適切な人間で、長所がなく、人より劣っていると思っている。
7.恥ずかしいことになるかも知れないと言う理由で、
何かにチャレンジしたり、新しいことをはじめたりすることに異常なほど消極的である。
---------------------------------(以上転載)

1.2.3.4.はかなりあてはまる。
でも、5.6.7.はあてはまらないなあ。
昨年と今年は状態が違うから。

☆依存性人格障害……
なんか症例に共感してしまったり。
これもかなりある。
<診断項目>
(以下転載)---------------------------------
1.普段のことを決めるにも、他人からの執拗なまでのアドバイスがないとダメである。
2.自分の生活でほとんどの領域で他人に責任をとってもらわないといけない。
3.嫌われたり避けられたりするのが怖いため、他人の意見に反対することができない。
4.自分自身から何かを計画したりやったりすることができない。
5.他人からの愛情をえるために嫌なことまで自分から進んでやる。
6.自分自身では何もできないと思っているため、ちょっとでも1人になると不安になる。
7.親密な関係が途切れたとき、自分をかまってくれる相手を必死に捜す。
8.自分が世話をされず、見捨てられるのではないかと言う恐怖に異常におびえている。
---------------------------------(以上転載)

特に強く感じるのが2.4.7.。
あと、たぶん6.のせいで、仕事に影響を及ぼす。
自分としては「甘えっ子ちゃん」に見られるのがいやなので一生懸命隠しているけれど、
行動パターンはまるっきり甘えっ子そのもの。
こんなふうに自省的に思い起こせば「わかってる」みたいだけど、
現実に何か選択に迫られるようなとき、
まともに決めれたこと、ない……

☆強迫性人格障害……
幸か不幸か、これは今ではほとんどない。
「A型人間」と書いてあってびっくりしたけれど、
これは決して「血液型がA型」ということではなく、
そういう「人格の典型」がある、ということのようだ。
予備校勤めの頃、ちょっとそれに近いところがあった。
(今はこうして距離をおいてるけど、時々何かの拍子に
「私ってこういうタイプ!!」と思い込むことがある。
いつも冷静でいたいものだ……って、それができれば苦労はないわよ、ねーえ)

(以上のうち「転載」は全て
赤の他人のホントのわたし
http://akatan.cool.ne.jp/index.html

からです)

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