原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年04月24日(水) Comic YOU他 プライド

★1・「Comic YOU」・「YOUNG YOU」
★2・プライド
★3・QUITE GREEK FOR ME!

★1・「Comic YOU」・「YOUNG YOU」

YOUNG YOU
・「ハチクロ」(←『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)、読んでて毎回「最終回?」と思わせられる。
そういえば、表紙には「オール・読切り」と書いてあるので、律儀にそのとおりにしている、ということか?
……ていうことは、他の作品があまり「読切り」になってないってこと?
・『SWEET デリバリー』(鴨居まさね←私はこの人の名前を勝手に
 「まさかもいーね」のアナグラムかな、と思って楽しんだ(^^;)
テレビドラマになる、とか。で、本編のほうは完結してしまった……のかな?
漫画って「最終回」のエンディングマークが分かりにくいのよねー。

で、YOUNG YOUは、なんとなく私の「今の感覚」に合ってる。
槙村さとるさんは相変わらず「ダブル連載」がしがしやってるし。

Comic YOU
自分の結婚生活を思い出すのよ、これが。
・『かんかん橋をわたって』(草野誼)とか(私のほうが嫁の立場(-_-;)。
・『子どもなんか大キライ!―姉妹編―』(井上きみどり)、なぜか共感しまくり。
 たぶん、作者の井上さんがB型なんだろう。
・『真夜中の庭』(津雲むつみ)……今さら「ゲイ」を隠す、なんて、古すぎる。
 でも、登場人物たちのいちばん上の世代の人たち(60〜70代)は、
 まだそういう価値観でがちがちの人、多いだろーなー。
 80年代にセクシャリティーの価値観を確立した現在40代の私とか、*
 上の「オヤ世代」のがちがち価値観に「??」と思いながらも影響受ける一方で、
 アメリカでは「同性愛」は病気ですらない、というニュースなんかも聞いて
 それでも(当時は私は自分がホモかバイだと思ってたので)
 はっきりさせられない自分をもどかしく思いながらも、
 少し世の中が明るくなっていくんだ、と感じていた。

 *現在30代の人たちも、ほぼ同じ80年代にセクシャリティーを育まれていると思うので
 私はなんとなくその世代の人たちと話が合いそうな気がする。
 なんで10歳も離れているのに同じ時代に価値観が固まってくるかと言えば、
 私の属する世代が「最も性について貧困だった」からのような気もする。
 手塚治虫とか永井豪、(あと萩尾望都も? ま、他にもいっぱいいると思うけど)
 といった漫画家たちが「黙ってしまった大人たち」では子どもたちに性教育ができないことを
 敏感に悟ってありとあらゆるフォロウをしてくれたと思うけれど、
 残念ながらそれらは全て「サブカルチャー」状態にされていて、
 本当はいちばん信頼して教えてもらえるはずの「お父さん、お母さん」たちからは
 ほとんど黙殺された挙句、「誰にも言えない多様性」を抱えることになってしまったのだ、
 と思う。
 元凶は「ブルーボーイ事件」で、セックスとかにはもうとっくに枯れきっているような
 ジジイ、ババアたちが観念的に「欧米(っていうより主にアメリカ)」に合わせる=「近代化」
 (その「=」はナニ?)という、超短絡思考で、国力のいちばん基となる「人口」に関わる
 「セックス・ジェンダー・セクシャリティ」について自分の頭でまともに考えられなかったことが
 こんな事件を槍玉に挙げるとか、メソジストかバプテストか聖書原理主義か、と言いたくなるほど
 クリスチャンでもないのにがちがちの価値観で固められてしまったとか、
 (念のため、真の信仰は決してゲイもトランスも否定はしないと思う。
 お願いだから「トランスセクシャルは罪だ! まずそれを認めろ!!」とか言うのはやめてほしい……
 って、今ではそれもごく一部の、ちょっとアブナいくらいの教会でしか言われてないことだろうけど)
 当時の子どもたちにとっては迷惑この上ない結果を招いたのだと思う。


ううーん、やばい。っていうか、めんどくさい。
8号、9号を続けて読んだから、作品ごとに言いたいことがどんどん増えていく。
・『ごくせん』(森本梢子)、テレビ化。
 YOUNG YOUでもテレビ化が話題になってるけど、
 もしかしたら何かステータスになってるのか?
 最近入ってきた新参者には、そんなこともわからない。

あ、そうだそうだ。YOUの9号のほうを読んでいて、一つ気になった、っていうか気がついたこと。

・男のプライドが「薄氷を踏み歩く」みたいに脆弱なこと、
 2作か3作品の中ではっきりと描かれていた。
 (『イ・ケ・ズ』(ぬまじりよしみ)とか)
 女からは見えるのに。
 たぶん、当人の男には「プライドが弱いからこんなことを感じる」などとは
 とうてい思えないに違いない。

でもまあ、素敵な男も描ける場面はたくさんあって。
・『硬い石』(もりたじゅん)←この人の描く男性像って、なんだか素敵。
 (古さに共感してるのかも;そりゃしょーがないでしょ。
 私の基準は、下手すると1970年代後半ぐらいに培われたままなのかもしれないし)

・『Love Letter』(辻村弘子)は「関係性そのもの」を美しく描いている。
 なんか、私、そういうのには弱いみたい。
 運命の出逢いっていうか。ついつい、もらい泣き、っていうか。


ええーっと……
まだ言いたいこともあるみたいなんだけど、もう[9:13 02/04/24]だし、
今日は「テストを受ける」ので、ぜんぜん勉強してないけど
それで臨んでどのくらい解けるか、やるだけやってみようと思う。
(もう忘れちゃってるから、かつてのように「センター試験満点」とかはもうムリだろうし;
「センター程度で何をいきがってるの?」といわれそう?
でも、深読みせずに素直に答えて満点、ってあんがい難しいんだよー(^^;
「気が付いてはいけないこと」まで識別するのは、
「出題者が気付いてないことを推測する」、という高度な能力……超能力?……を
前提として要求されることなんだからねー!!)

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★2・プライド

何度も言うけど、また言うぞ。

男と女を比べたら、平均して女のほうが男よりもプライドが高い場合が多いと思う。
女は、自分が持っているのと同じ程度のプライドなら男だって持っているだろうと思い込んで
男の心をずたずたにしてしまう。

私もほんの数年前まで(つまり自分が「男」の側にいようとしていた頃は)勘違いしていたけれど、
「女は(肉体だけじゃなく)心も男よりか弱く、気遣ってあげなければいけない」と
思い込んでいる男は、
具体的にどんなことを気遣って、どんなことは放っておいていいのか、
聞き出すことができずにどんどん無口になり、言語表現を自分で抑圧してしまった挙句に
暴力に走る。

このところ、私はかつてよりもずっと強くなっているのを感じる。
それでも、Fくんなんかからすれば私は「繊細で傷つきやすい」と思われる程度らしい。
まあ、これは男だから女だから、というよりも「(たぶん境界型)人格障害」によるものだと思う。
(そのタイプの人格障害は女の子に出やすい、と言われていて、
私はたぶんそういうタイプの女なんだろうな、と思うけど)

……ていうか、「境界型人格障害(よく言う『ボーダー』)」は、自分の人格を無視したまま
他人に扱われた体験の積み重ねでかかる病なのではないだろうか。

れれれ、「プライド」の話がいつの間にか「ボーダー」の話にすり替わってしまった。
今日の私はいったいどういう「プライド」を気にかけて、
どういう不安からまたしても「ボーダー」などと言い出したのか?
……
そっか、テスト受けるから、そのことで心がゆらゆらしてるんだ。
まあ、なんだか成績がどうでも、それで落ちちゃっても、
久々に英語のテストを解ける、それだけで楽しみ。
(↑ごめん、こんなこと言うと「ぞっ」としてしまう人、けっこういるのでは?
職業柄慣れてしまうと、長文問題の内容を読み込んだりするの、
けっこう楽しくなっちゃうんだよー(^^;
ま、「慣れてる」といってもブランクが大きいので、どの程度楽しめるかは
自分でもわからないし、白紙に近い答案になってしまって
またぐちゃぐちゃに落ち込んで、ここ(原案帳)にぐちぐちぐちぐち、
書くんだろぉなぁ……
ま、いいや)

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>★3・QUITE GREEK FOR ME!>

From: "章香(あやか)"
To: jackie-matthews@syd.odn.ne.jp
Sent: Wednesday, April 24, 2002 3:00 PM
Subject: 原案帳:QUITE GREEK FOR ME!



@静岡・スタバ。
麻布のスタバが、やさしくフラバ。
(ちょっと「フラバ」の定義、拡大しすぎ)

玉砕。
そりゃねえ、約2年もブランクあったし、
「予習」も全然やらなかったし。
なんだっけ、複合関係詞節だっけ、
しかも、間違っている文が一つとは限らない?
生徒の質問に答えるかたちで?
そんなの、ないよー。

ま、何も準備してなけりゃ、
そんなもんだよ。
これで受かったら、真面目に勉強している人に、悪いし。

あ。

関係ないけど、ちょっと面白いもの、発見。
「非常口」の案内表示、緑と白で、
人が出口に向かって走っているやつ。
振り上げた手に、スタバのカップ、持っている。
(チラシか何かを切り抜いて貼りつけたんでしょう、きっと)

そっかー、ここで火災か何か起きたら、
カップを手放さずに外へ出なくちゃいけないんだ。(笑)

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