原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年02月14日(木) 断片集(ヴアレンタインとか?) 改名関連 本番間近

★1・(無題)
★2・断片集(ヴアレンタインとか?)
★3・本番近づく……
★4・改名関連

★1・(無題)

とある掲示板への書き込み:

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ううーん。
自意識過剰。
別に誰も、私のことをそんなに責めたり笑ったりしてないのに。
やーね。
自分のことを気にしすぎるのは、そろそろ飽きてきた。
なのに「つい癖で」そういう気分になってしまう。
で、こんなことを書くと、そのほうがよっぽど恥ずかしくて、
なんだかまるで太宰治の小説の文かなんかみたいに
「ああ、どうしよう、違う違う、そうじゃなくて、ああ、
だめだ、わかってもらえない〜〜〜〜」
と、堂々巡りの自滅……最近、そういうのを「ジサクジエン」とも呼ぶそうな……
になってしまう。

まっ、いいや。
ここまで茶化すのに神経集中したら、すっきりしちゃった。
失礼しました!

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と、こんな状態で、今日は始まる。

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★2・断片集(ヴアレンタインとか?)

AGFの「ドリップパック」が
大きめのマグカップの縁にかかっているのって
なんだかお風呂に入ってるおじさんが
浴槽の縁に肘をかけて
「ふうーー……」
って言ってるところみたい。

薬が終わりに近づいてきた。
1/4T/d(*「T/d」=「錠/日」のこと)ずつ飲む薬、1年続けてきたけど、
それなりに安定している。
でも、昨日は違う薬にしてみた。
こちらは1T/d。(いちばん一般的な薬)
ただ、私にとってのいちばん困った「副作用」、
それは「Melancholic」……「鬱」にはまること。
↑の「ドリップパック」、なんだかその予兆のような気も。

でもさー、ものが比喩的に見える、とかいうことも
「鬱の予兆」とかいって抑え込むのって、
よくないんじゃないの?>自分

……というわけで、ヴァレンタインですねー。
思わず「ヴアレンタインヌッ!」と、べたべたした発音したくなっちゃうくらい。
チョコ? もちろん、あげますよー♪
対象者、数名。

でも、「本命」がいない……
ううーーん。

男のこと。
甘える男が多いなあ。
でも、考えてみたら、私の周りに「甘えたい男」が集まってくるのも、
無理のないことなのだった。

だって私、「体がデカい」のをいいことに、
男をやっていた頃にはエラそうにしてたもん。
(まったくの偏見だけどさ、)女の子で体がデカいと、
エラそうにする子よりもちぢこまってる子のほうが
なんだか多いよね。
それって、なんだか違うよね。
もちろん、「デカい=エラそうにしていい」っていうのも
ぜんぜん間違いだと思うけど。

最近はデカくても堂々としている子が多くて、
良い傾向ぢゃ。

回復しつつあるから?思うこと。
私がかつて感じていた、関係性についての感覚。
そういうものが、なんだか思い出されてくる。

そうすると、なんとなく、
「あれっ? これって、男の感覚?」
とか思ってしまうことがあるけど、

自分の感覚が「男」と思っていたのが
そもそもの勘違いだ、ということがわかっているので
自分の感覚を信じて受け入れることにする。

それにしても、私って、こんなに男っぽい女だったのか。
(こら、そこっ、笑うなっ!!)(^^;

肌がかなり荒れてる。
せっかくのビボウが台無しじゃんかー。
(あ、自分で言うようになった…… 焦り始めたのね(-_-;)

でも、鏡に映った自分の顔が「好き」と思えること。
こんなこと、今までにあっただろうか。
……
あ、あった(^^;
中学生の頃。
私、対外的には
「中2で身長170cm超えてしまって女に戻るの諦めた」
って言ってるけど、
なんだか本当は、あの頃はまだ「女に戻れる」って
思ってたみたい。

14歳(中3)の私は、確かにまだきれいな体をしていたように思う……

思ったとおりに書くと、
なんだか矛盾が。(っていうか、カユいぞ、言ってること)
14歳の私は、自分の体を「女の子」だと思っていたのか、
それとも「男の子」だと思っていたのか。

オコタエシマス。

そのどちらとも、思ってはいませんでした。
ただ漠然と、「男性化しつつある」と感じ、
それを不安に思い、
「元に戻りたい」という気持ちを
なんとかして「今、ここ」という現実と結びつけようとして
「この体のままでいいから、男性化しているところだけがなくなれば」
などと思っていたのでした。

混乱していました。
けれど、精一杯だったのです。

この後、更に私は中学生くらいからもう「セックスフォビア(?)」みたいに
なっていた、って書こうかな、と思ったけれど、
なんだか疲れてしまったので、今はここまで。
(後で書くかも)

でもさー、「セックスフォビア」って、
どちらかといえば「成人向け」の言い方なんじゃない?
謎は深まる。
つづく(かも)……

ざっと推敲しながら追記:
自分で読んでて、カユい…… なんでこんなに恥ずかしいこと、
平気で書くようになっちゃったんだろ……??
しかも、何がカユいかって、文体がまるで
「1970年代の少女漫画」(っていうか、あの頃の原案帳の文体もそうなんだけど)
なのよね……
一種の「退行現象」か?
ま、まあ、つきあえる人はつきあってあげてください。
恥ずかしいメにあわせてしまって、すみませんm(__)m

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★3・本番近づく……

From: "章香(あやか)"
Date: 2002/02/14 木 午後 09:13:43 GMT+09:00
To: jackie-matthews@syd.odn.ne.jp
Subject: 原案帳


今、劇団の音・照明合わせ。
す・すごい!
うまい!
私、こんなすごい人たちと一緒に舞台に乗っても、いいのかしら?!

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★4・改名関連

今日、午前中に「静岡県弁護士会」というところに行った。
私の改名申請について、不利な条件のこと、
あと実際にどんなことがらを書いたら「有利」か、ということを聞くために。

やっぱり、弁護士さん曰く
「結婚歴があるのは不利なのでは」
とのこと。……?!
ただ、
「審判とか出てないので、ほとんどそのまま通ってしまっているのでしょう」
とも。
そ、そういうもんなんかー?!
あと、有益だな、と思ったのは、
「なぜ改名したいか、という『希望』だけでは弱いのでは。
なぜなら、『だったら通称名でもいいだろう』と言われるから。
改名しないとこういう不利益がある、ということを伝えるべき」
と。
なんだか書いてみるとあたりまえのことだけど、
自分で考え込んでしまうのでなく、第三者と対話する中で考えると
「じゃあ、実際にどんなことがあるのかな?」
というようなことについて、更にいろいろ考えることができるのだった。

それにしても、今日お会いした弁護士さんにも経験がないようで、
私「たち」はやっぱり希少なのだ、ということを改めて思い知らされた。
なんでこんなこと、わざわざ書くのかというと、
たとえば私は私としてこの世に生きていて、
自分のことを(一方では「こんなやつ、この世に一人きり」とか思っているくせに)
「そんなに珍しくはないのだ」
と思いたがっているらしく、
たとえば弁護士さんだったら誰でも、
私のような事例をいくつか知っているだろう(そのくらい判例集とかで勉強しているだろう)
とか、思ってしまっていたのだった。

ゲンジツは、そんなに甘くない。

夢は大きく、現実は厳しく!!” ……(^^;

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……このところ、「昼間の生活」が充実しすぎていて、
「夜のお相手」とか、ぜんぜん考えられなくなっている。

っていうか……

今は「カラダのカンケイ」、いや。誰とも。

仕方ないや、体目当ての男とは、別れよう。全員。←って、どういう意味??????


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