原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2000年05月12日(金)



★1・Re:副題「私はストーカー?」

at 2000 05/12 08:07 編集

このところ、オンラインの私の調子がよくありません。
でも、実を言うと、オフラインではそんなに調子が悪いわけではないのです。
たぶん、前の書き込みで私がとても混乱しているようなことを書いて終わってしまっているので、心配された方もいらっしゃるかもしれません(もしかしたら、とうとう……?! とか(^^;)。
ご心配をおかけしていることについては、本当に申し訳ありません。
けれども、先日のオフ会のおかげ、その後の何人かの方からのお手紙(Eメール)、そうして新しいお仕事のおかげで、私は今自分が抱えている気持ちの問題に負けることなく生きています。

「半陰陽」への異様な拘り……確かに、私(たち、って言ってもいいのでしょうか)のような心の問題を抱えていない人には「異様」にしか見えないかもしれないでしょう。
また、当事者の方は(特に最初からこの話題で知り合う、みたいなかたちでは)お話ししにくいことでしょう。
ただ、偶々、もっと幅の広いお付き合いのできる方と知り合う幸運に恵まれて、私は今まで犯してきたのと同じ過ちを、どうにか回避することができたようです。
このことは、このめぐり合わせを設けて下さった神さまに感謝するほかはありません。
そうして、その方自身の、人間的な奥行きの深い魅力にも……。

さらに、「半陰陽」に仮託するしかなかった私自身の稚(わか)い頃の苦しみも、今は殊更に「いけないこと」のように捉えることはないんだ、と思えるようになりました。
「自分の性別が間違っている」という気持ち。
そんな気持ちを持つこと自体が「異常」とされかねない雰囲気。
そうして、あくまで自分の心の中で拘り続けるしかなくなった、追い詰められた状況の中で、「自分にとって現実にありうるとしたら」という、本当は非現実なのは百も承知で出口を探ろうとしていた足掻き。
人のせいにするつもりはないけれど、かといって自分を責めてもなんにもなりませんよね。
あんまり「苦しい」思いをしたから、その苦しみが「誰かのせい」だと思いたかっただけ。
苦しかったのは、仕方ないじゃん。
今は、苦しみの中身がわかるから、耐えられる。
「私だけ」がこの世でたった一人そんなことで苦しんでいるのではないこともわかったから、希望をもって生きていける。

そういうわけで、私はある人の言葉をそっくりそのまま自分を許す言葉としていただくことにしました。

「拘るのは当然でしょ?そんなの。あたしも拘ってきた、で、たまたま、そうだったことがわかっただけよ。
そういうのはね、GIDなら、当然だと考えていいのよ。」

心から感謝しています。

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