私的正論。

2002年10月14日(月) 孤独。

振り返ってみれば、おかしなもので。

他人に馴染まず独りを好んでいた頃の方が、よほど。
他人の目や評価を気にしており。

他人と関わる楽しみを覚え、無闇に友人を増やしていた時代の方が、よほど。
自己中心的だった。

だから孤独のうちに人は疲れ。
むしろ喧噪の中で自己を癒す。


ひとりぼっちだから疲れないはずなのだ、と思うけれど。
そうではなくて。
ひとりぼっちだからこそ、疲れるんだよ。


人は群れて生きるもので、むしろ群れている時のほうがずっと孤独で。
その孤独は、しかし、愉快なものなんだな。
人と群れず、何かに必死で背を向けて生きる孤独のうちで。

他人に振り回されているバカげた自分に気付くよりか。




洞窟で身を寄せ合い眠った原始。
一つ屋根の下に居候が十人居た時代。
血縁の良くわからない老人に食わせていた農家。
一人また一人他人をこぼして行き。
今や小さな家庭。

他人の気配の中で。
他人を尊重しつつ敢えて他人を無視し。
愉快な孤独を感じられる人間になれと願う。


孤独が辛いのは。
自己中心的になることを罪深く感じるからだよ。

自己中心的で良い。


利害を侵せば他人は顔をしかめてくれる。
だからわかるが。

てめえの利害は侵しても侵しても。
てめえのゆがんだ顔や心は、なかなか見えては来ないもの。


人の中で。
人の顔ゆがませ。
覚えてけ。

耐え過ぎたって良いことは無ェさ。

孤独で辛いのは当たり前。

どっちみち孤独なのなら。
人の海に漕ぎ出て。
むしろ誰とも重ならない自分に出会い。

好きなようにしか生きられないてめえを知って、笑う方が良い。


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桜木



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