私的正論。

2002年08月04日(日) 主観で笑い客観で慎む、そのバランスを。

一昔前の曲だが、スマップの「たいせつ」て知ってる?

あれナ。何気なく聴いてっと驚くヨ。すごい歌だと思う。
アイドルグループの曲にしちゃ理屈っぽい、ちゅうか。

けど。

タイトルの通り。「たいせつ」にしたい歌だな、と思った。









家人は。
言葉を尊ぶ人特有の感覚ではあるんだろうが、時々自分の中でグルグル回りだす。

でまー、今週はずっとそれが続いて、それぞれがわりにヘビーな日々を送ってた。

ただ、家族ちゅうんはメンバーそれぞれのやりきれなさ含め。
がっぷりつきあうもんだと桜木は思うんで。

特別に問題は無い。



ただ、考えたのは。

悲しみの多い人は客観が多いな、ということだった。









腹減ったとか。
これ旨ェとか。そういうのは主観だよナ。主観っていうのは大抵幸いだ。

悲しみも苦しみも含め、主観にはそれほど間違いは無いんじゃねェ?
勘違いとか思い違いとかヨ。そういうのはあるにせよ。
ほんまの主観には、それほどの間違いは、無いんじゃねェ?


けど。

客観ちゅうんは、しょっちゅう間違うような気がしてならねーの。

人が見たらこう思うんじゃねーか、とか。
今、自分はこういう状況なんじゃねーか、とか。

そういうのは、スカッと間違う気がしてならねーの。







ちゅうかそもそも、客観なんて無理だろう、て話ナ。

それは絶対客観になってねーだろ、て話。



無論。

必死で物事や自分を客観視しようとしてる人間を侮辱するつもりは、さらさら無い。




ただ。

それを全部正解と見なせば間違うんじゃねーかと思う。




主観にばかり頼ってっと友達無くすだろうがヨ。
客観にばかり乗っかってっと、自分を無くす。

これは桜木の経験からして、そういう風。







楽しいことや嬉しいことから遠ざかり。
どっか「こうあるべき」「こうするべき」みてーなもんに近づいて生きる。

特に妊娠出産から育児のまっただ中に居る女性てーのは、そういうもんだろう。


けど。

やっぱ主観を取り戻さねーと、と思うヨ。

これは働く人でも同じと思うヨ。



どっか、いつも、周囲から見た自分に囚われて。

ほんまの自分の楽しいや嬉しい、てのから遠ざかってっと。







崩れるんじゃねェのかな。











主観をアクセルに。
客観をブレーキにと例えれば話は早ェか。

小僧のファミコンじゃねーがアクセルとブレーキ同時に踏んだら走らねーし。

ブレーキなんざ時々でいいだろ、あれ。






あんまし突っ走って他人にツッコミ過ぎねーように。ブレーキ。

バランスは、そんなんでいいんじゃねェ?






そういえば私はいつも客観に頼ってて。
主観に頼れば今ほど幸せなことは無いのにと、家人は言った。


日々をつまんねーつまんねーて思っても。

小僧のほっぺたは柔らかい。

その。心に火が灯る瞬間を捕らえて笑えばいい。




客観なんて時々でいい。忘れてもいい。

主観の笑顔と客観のしかめツラなら。



まだ笑顔の方が愛されるだろう。ナ。


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桜木



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