2001年12月15日(土) |
「ココロ」のかかりつけ医があればいいナ。 |
単純な風邪ッピキとは比較にならねーのが、ココロの病。
ガッコでのイジメ。職場からの退職勧告。離婚。不倫と。 ココロの病の「原因」になるコトは増えてく一方なのに。
そのココロの病と向き合うすべは。あまりオープンになって来ていない。
新聞のコラムでは盛んに「堂々と心療内科の門をくぐりましょう」なんて書いたるけど。 行けッかよ。堂々と。
まーむろん。 記事書くほうも、「行けないだろうなあ。行けないとは思うけど行かないと。行った方がいいんだよ。だからホラ行こう。行きましょう」くらいの気分で書いてるだろうけど。
薬をもらったらラクになった、て人も多いわけで。 ココロの風邪、なんて言い方も、わりにメジャーになって来たわけで。
けどなー。まだまだ。世間の認識が低いってのは否めない。
そこでどうだろ。 またまたクダラナイ桜木の提案だ。
物心つくか。コトバを獲得するかしないか、あたりでヨ。
国民ぜんぶ。「ココロのかかりつけ医を持つ」、てのを習慣にしてみたら。
乳幼児を取り巻く世界でも。最近、「ボーダー児」とか「自閉症児」なんてコトバが聞かれるようになって久しい。 乳幼児の精神遅滞や言語、脳機能の障害については、気づくのは早ければ早いほどイイらしい。けど。気づきたくない、気づくなら遅ければ遅いほうが。イヤ、気づくこと、知らされることも放棄したい、ていうのが親心だろう。
だからこそ。「ココロのかかりつけ医」てシステムを作り出す。誰もが皆、ちっさい頃からつまずいた人間関係についてや、忘れられない事件、本人も気づいてないようなトラウマについて話せる「医者」を持つ。
そうすりゃ。きっとたぶん。
うんとちっせェ頃から、「この子はこういう先生のいるクラスに行けば幸せじゃないか」とか「この人にはこんな職場のこんな環境で働くことが適してるんじゃないか」ってことがわかってさ。
だいぶ。気持ちを病む確率ってのが低くなるような気がするんだけど。
もちろん。
ンな。ココロの奥底のことを知り尽くした人間が居るのはコワイとか。
そういう意見もあるだろうよナ。
けど。
そういうシステムに救われる人も、確実に存在すると思う。 そうして、かといって任意にすりゃ。 また。
差別の対象になりかねないっていうのがこの国のジレンマ。
結局のトコ。
信じあえる支えあえると信じて一緒になった亭主やらニョーボにすら。 言えないことばかりの大人タチ。
なんつんだ?
ンな親に、育てられてんだもんナ。
今時の若い子ォらが恋愛に不自由してるのも、ま。 推して知るべしってトコ。
けどさ。
もしも。
ちっさい頃からテメエのココロを知ってくれてる専門家みたいなのが居てくれたなら。 そんな、ある種の「ココロの病」にも陥らないで済むんじゃねーかって。
相変わらず軽めの未来予報をしてみてる桜木。
学校の中にカウンセラーを置くとか。 職場に相談室を設けるとか。
ラクに管理できるようなやり方ばっか考えてたらダメだ。
この国には優秀な。 心療内科医が必要。
で。その認識は、すでに。 遅すぎたくらい。
乳幼児虐待が増えて来たので児童相談所の機能を充実させてまいります? 役に立たねーことばっか、考えやがる。
この国には優秀な。 心療内科医が山のように必要。
なんたって患者は。 よほどひとにぎりの健康なココロの持ち主を除いては。
ほぼ。
全国民だから。
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