私的正論。

2001年11月12日(月) 国民の「知る権利」はたぶん無限じゃない。


田中真紀子外相。なにやらたいへんなことになっているみたいだよね。
指輪を無くしたからといって自分の秘書に、

「お前が盗ったんじゃねぇのか、アアン? 今すぐ買ってこいよ」

などとジャイアンとスネオが悪魔合体したようなセリフを吐いて実際に買いに行かせただとか。女性事務員を人質に取って(笑)籠城したとか。
いろんなことが言われているみたいだよね。

でもなあ。そうゆうことが本当にあったんだとして、そんなことまで報道せにゃならんのか? この国は。この国のマスコミは。

またこういう事態が、冷静に「田中外相の外相としての資質うんぬん」で論じられず、外相イジメだとか伏魔殿のたたりだとか言われちゃうのも。
「どこをどんな風に報道していくのがもっとも正しいのであるか」って視点が欠落してるマスコミにも一因があるんじゃないのかな〜。と思うんだけど。


だいたい「知る権利」ってなんなんだろう。

たとえば国の外相が子どもじみているのだとして。

国民が、それを知ったからってなんなのよ。

むしろ国民はさ。

「指輪のひとつやふたつ」とか「外国のゲストを何十分待たせたか」とかいうことよりもネ。

その外相が、どれだけ「どうしようもないくらい腐りきっちまった外務省とその周辺」をタダしてくれるか、てことの方に関心があるんだヨ。


ババアの因縁付けとか女の浅はかさでも何でもいいから、
「これまでノータッチだった分野に光をあててとことん病巣を暴き出してほしい」
て思ってんのヨ。


それがはかどってるかどうか、ていうことだけなのよ。知りたいのは。
外相に人間としての正しさなんて求めてないのよ。
人格=ジャイアン・スネオでもかまわないから、とにかく腐ったジジイどもに制裁を与えてやってくれって思ってんのよ。

ってゆー時によ。おまえらナニを報道してやがる。  このアホンダラ。てことなわけよ。






マスコミ・ワークというものは。
たいへん影響力のあるやりがいのあるお仕事でございましょう。

しかし。その影響力とか使命とか「かっこよさ」「ただしげなムード」に酔うばかりで、ただ酔いっぱなしで、根本を見つめ直そうとしないマスコミ人の、どれほど多いことか。
まったくね。嘆かわしいとしか言いようがない。大衆の道具のくせによ。大衆の求めてるところから離れてどうする。大衆をウツにしてどうする。



小学校とかで。  放課後に殴り合いの喧嘩とかがあったりして。

けっこうな怪我をお互いにして。でも、それぞれの話し合いで解決したような時にさ。

わざわざ、「誰々くんと誰々くんが喧嘩して大けがをしました」なんて、翌日のホームルームで報告したりするか? せんやろが。

指輪がなくなったけど買いに行って事なきを得ました、ていうんならいいじゃないか。んな、わざわざ公の電波を使ってチクるようなことか?
外国のゲストとのミーティングに遅れて…、ったけど、相手方も遅れたから事なきを得たんじゃないのかよ。結果オーライにせよなんにせよ、国同士の外交に支障がなかったんなら、いいじゃないか。


それともナニかい。マスコミは、国民の投票で議員に選ばれたみなさんの「あほうさ加減」をばサラしたくてたまんなくて、何でもいいからしょうもない事件に飛びついてはがんがんニュースで流してるわけなのかい。

むしろそういうのをよ。  国辱っていうのよネ。


まとめるけど。

「知る権利」ってもんを。あんまり軽々しく扱ってほしくない。
それはとても重い重いもので。
平和ボケしたエリート連中なんぞに扱いきれるようなもんじゃないと思うよ。

桜木も大衆だけどな。
大衆なんてもんは。
知らされないでいるのが一番シアワセなんだよ。


一億総評論家、情報通になった結果さ。
年金は納めないワ労働意欲は失うワ引きこもるワ自殺するワ。
ろくなことになってないだろがヨ。

「知る権利」なんてものは。健全なまつりごとが行われてる国には必要ないんだよ。

農薬とか副作用とか狂牛病とか。個人が情報集めて自衛するような社会なんて終わってるのヨ。

だから国民はさ。「知らせろ!」って怒ってちゃいけないんだよ。むしろ。


「いちいち知らせるな!! 忙しいんだから!」って怒ってなきゃいかん。

というわけでまとめが長くなったけど。
今日のところはこんなカンジ。


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桜木



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