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2006年05月20日(土) アメリカ人は毎日が結婚式

5月も下旬になると、アメリカではもうすぐ学校も終わるからと人々がそわそわし始める。夏休みにはどこに旅行に行くかとか、子どもの進路がどうなったかとか、そんな話が聞けるのも、息子が所属している学校のクラブで打ち上げ会があったからだ。

こうすけ(次男)は、兄にとても対抗意識を燃やしていて、兄のSATやTOEFLの成績を気にするだけでなく、兄が所属していたのと同じ3つのクラブ(陸上、クイズ、数学)に所属している。

今日は、クイズクラブの先生のお宅で打ち上げ会があった。今年は、息子の高校は地域(DC/メリーランド/バージニア)で2位の好成績だった。午後3時という中途半端な時間にバーベキューをしながら、ケーキやサラダやスナック菓子をつまみ、ほとんど初めて会った人たちと話をし、それから最後に、日本で言う反省会(またの名を“ダメ出し”)、アメリカでは「褒め殺し」(ただし真面目にやってる)が行われるのである。

初めに顧問の先生のお話があり(実は私はこの先生の話をあんまり理解できなかった)、それから、卒業する4年生の代表が先生に対して感謝の言葉を述べた。彼が、(先生は) definitely great とか definitely special とか一言ずつに definitely (確かに、明確に)という言葉を何度も使うので、私はおもはゆい気持ちでそれを聞きながら、しらふでそんなに他人を褒め称えても許されるのは、日本では結婚式だけだよなぁなんて考えていたのだった。

結婚式では平凡な人でも、誰でも美男美女で成績優秀で性格もすこぶるよろしくていらっしゃるwが、けれど出席者もそんなことは了解済みなのである。そんなことを、どこでもかしこでも一年中やっているアメリカの文化には、私はとてもついていけない。いつまでも慣れることができない。ああ、やっぱり違うなあと、私の心のなかに日本恋しさがちょっと募った。



※complimentary なアメリカ人の話は、2002/11/21(木)2002/11/23(土) の日記にも書いています。


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