samahani
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2004年07月04日(日) はじめてのおつかい

「はじめてのおつかい」というほほえましい番組があるが、私はあれを観るたび、アメリカではありえない番組だよねぇと思うのだ。日頃ムコウでは「11才まではベビーシッターなしでひとりで家においていてはいけない」と法律で決まっているところに住み、交通の便が悪いので、高校生になってもクラブ活動の終わる時間に学校に迎えに行っているのである。

だから、息子が「友だちと遊びに行く約束をした」と言って、汽車に乗って映画を観にいくという話を聞いて、なんだか「はじめてのおつかい」に出す親のような心境になったのだ。中2の息子は、とうの昔に父親より背が高くなっているというのに。

土曜日、試験期間が終わってクラブ活動が再開され、朝早くから汗を流して、くたくたになって帰ってきて、お昼ご飯も疲れて食べられない状態で、シャワーだけして出かけていった。

いったい何をしていたのかとても気になる。

ミスドで、90円のドーナツをひとつ買って、飲み物も買わずに、水をもらってすませたと言うから、さすが、中学生ってそんなものかと安心していたら、何のことはない、自分の好きなことにはお金を使うみたいで、ゲームソフト2枚と、CD1枚で8千円も使っていた。他の子も似たようなものだったらしい。(息子曰く、「僕は普段、自分で買物に行ったり出来ないのだから、こんな時くらいお金使ってもいいでしょ」)

日本の中学生なら当たり前のことだけど、新しい経験をひとつして、ちょっぴり大人な気分になった母と子なのだった。


さとこ |mail

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