samahani
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2003年02月25日(火) 日本語の響き / 女性の生き方

今日から英語のクラスをとることにした。もちろん私が働いている語学学校のクラスである。仕事しても給料はとても安いけれど、教師にはレッスンが free で受けられる特典がある。私は、タダに弱い主婦なのである。

初めてクラスに参加した私のために皆が自己紹介してくれたのだが、クラスにひとり日本人の女性がいて、(他の生徒の希望で)日本語で話した。それを聞いた皆が、「うわーぉ、おもしろいね、なに言ってるか全然わからないけど」と とても興味を示した。この時もそうだったのだけれど、日本語が美しいとか面白そうとか言われることが不思議に感じられる。

朝の日本語ニュースで北朝鮮の韓国語を聞くたび、とても気分が悪くなって、なんだか汚い言葉(言語)のように感じていたのだが、私は、日本語も中国語もその仲間の言葉で 似ているのではないかと、漠然と思っていたのだ。


お昼に夫と待ち合わせをして、食事をしようとしたら、「今日は約束があるんだけど、来ていいよ」と言われたので、夫の仕事関係の人と3人で食事した。その人は、50代の日本人女性で 国際機関で働き、フランス人の旦那さんと、子どもがふたりいる。私とはひと回りは違うその人の、いままでの仕事ぶりや、フランス語と英語と日本語の3つの言語の中で育った子どもの話など聞いていたら、世の中にはいろいろな人がいるのだなあと少しばかり考えさせられた。

彼女が、子どもはベビーシッターに預けてバリバリと働いている間(1ヶ月の出張などもこなしたらしい)、旦那さんと子どもは 家で待っている状態だったそうだ。いまは旦那さんは、自宅でする仕事をしているので、彼女も仕事が続けられるので、本当に助かっていると彼女は言う。

見た目は、どこにでもいそうな普通な感じで、むしろ そんなキャリア・ウーマンには見えない人だった。

わたしもそういう生き方をしたかったと思う訳ではないが、ここで暮らしていると本当にいろいろな考え方、生き方の人たちと出会えるものだと改めて思った。


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