samahani
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昨日ビデオで、映画「ディープ・インパクト」(日本公開1998年)を日本語の字幕で観た。
(↓以下ちょっとネタバレ)
映画の最後の方に、彗星が地球に追突することが避けられなくなって、予想される巨大津波の被害から逃れるために、大勢の人たちが山の上に逃げて行くというシーンがある。もう地球は助からないと自棄になった人が暴動を起こしたりして、街も家の中も荒らされている。そこで、逃げている人のひとりが、「もう家の中には何にもないよ。まるで、日本(人)の家みたいにね」と言うのだ。
えっ それって正反対じゃないの? と、一緒に観ていた息子と笑いながら顔を見合わせてしまった。日本の家は、小さくて、ごちゃごちゃと物があふれているのに、どうしてそんなふうに言うのだろうか。
今日タイミングよく、ブライアンに会ったので、訊くことができた。
彼が言うには、「(一部の日本通の)アメリカ人には、日本の家は、お寺や神社のイメージがある。そこはフラットな畳の部屋で、座布団とちゃぶ台みたいなテーブルがあるだけであとは何も無い・・。(実際、押入れになんでもしまい込めば何も無いように見える)」なのだそうだ。
うーむ、なるほど。
続けて彼が言うには、「日本人だって、アメリカのことを間違って解釈している。アメリカには犯罪や暴力やガン(ピストル)があふれていると皆が思っているけど、実際にはそんなことはないでしょ。ピストル見たことある? ぼくだって一度もないよ。さとこは、アメリカに来る前どう思ってた? やっぱりそう思ってた?」
うーん、と唸ってしばらく答えられなかった。確かにブライアンの言うことも正しいとは思う。ピストルを持っている人は警官以外では見たことがない。けれど、ライフルやピストルが普通にスポーツ用品店で売られているのも事実だし(用が無いので近づいたこともないけれど)、銃による犯罪が日本より多いのも事実だ。
そういう解釈の違いは、きっとまだまだあるのだろうなと思った。
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