samahani
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一度に347冊も本が増えて、プチ図書室みたい(←おおげさ)になった我が家。ここでは、日本の本は貴重品なのだ。
日本語の新聞も貴重品なので、読み終わったら捨てずに、まとめて次の人に渡すこともある。けれど、何人かの人を経た半年遅れの新聞が、何か月分も車のトランクに入っているのを見たときには、やっぱりちょっとびっくりした。おいおい、ここって、人里離れた山奥の水も出ないようなところとは、違うだろ・・・って。
ただ、新聞もとっていなくて、日本語チャンネルも契約していなくて(うちもしていないけど)、一日一時間だけ放送される日本語のテレビも見ていなかったら、まるで浦島太郎みたいに日本のことなんて何にも分からないのだ。別に知らなくてもかまわないと言われれば、そうなのだけど、半年遅れでも、日本のことを知りたいと言う気持ちも分かる。
まとめ買いした本を床に並べながら、本にも鮮度があるのだなあとつくづく思った。なぜか「動物占い」という昔流行った本が、続編もあわせて3冊もあった。あの時は、自分のことを占って「うわーぁ よく当たってるぅ」と思ったのに、子どもや夫を占ってみるとまるで大はずれだった。(だからといって、怒ることないと思うゾ<オット) だいたい、性格が正反対の息子1と息子2が(ついでに私も)同じ動物(ペガサス)っていうのが変なのだ。
それから、「五体不満足」もあった。もう読んだけど、もし初めてだとしたら、いまさら読みたいとは思わないだろうなあとか。
そう考えると流行(はやり)の本というのは、わりと多くて、時代を超えていつまでも名作と呼べるものはそう多くはない。そう思いながらも私は、日本の活字が恋しくて、やっぱり ちょっぴり時がワープした世界に入り浸っていくのである。
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