samahani
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2002年01月10日(木) |
村上春樹とヘアカット |
年末、日本に帰ったときに、ある人に「やがて哀しき外国語」という村上春樹の著書をもらった。その中に、村上春樹が男の子(少年ではない)で居続けるために拘っていることが3つあって、それは「運動靴を履いている、床屋で髪を切る、言い訳をしないということだ」というのがあった。
わたしは、背中の真ん中くらいまでのストレートのロングヘアだった。過去形なのは、この前日本に帰ったときに15センチくらい切ったからだ。長い髪の方が、実は 手入れが楽で、少しくらい伸びたことを気にしないで済む。日本と較べるとアメリカの美容院は手先が不器用で、こちらも上手く好みを伝えられないという思いがあったので、わたしは今まで一度もここで美容院に行ったことがないのだ。
村上春樹は、プリンストンに2年半住んでいる間、上手い床屋がなくてヘアカットにはとても苦労したという話を書いているが、それはよく分かる。夫と息子たちがいつも行っている床屋も、いくつか試して、このあたりでは一番上手いところなのだろうれど、行く度にヘアスタイルが変わる。いつぞやは、息子1の頭がゴルゴ13みたいになっていて、悪いけど、思いっきり笑ってしまった。
けれど、村上春樹がヘアスタイルにとてもこだわる人で、気に入らないカットだった時には1週間も外出しなかったとかいう話を読むと、でも、それって男の子(少年)のmindから大きくかけ離れているのではないかしらと思えた。(なんだかなぁ、そこまで拘らなくてもと思うのは、村上春樹の作品が好きではないからなのか)
それにね、関係ないけど、村上春樹ってどういう顔しているのでしょうか。村上龍と角川春樹の顔がちらつくばかりで、ちっとも思い出せない。気になったからgoogleイメージ検索で探してみたけど、ありません。
ところで、わたしが髪を切ったのは、新宿ワシントンホテルの1階にあるQBというところだった。アメリカ方式というふれ込みの、10分でカット、料金千円のお店。長い髪をピンで留めながら分割して切っていくのでとても無理だろうと思ったけれど、時計を見るときっかり10分、払ったのも千円ぽっきり。なんだかすごく得した気分だ。カットに5千円とか8千円とか払っていたのは何だったんだろう。
アメリカでは確かに10分で終わって10ドルだけど、チップも入れると11ドル払うし円換算するともっと高い。そして頭も服も毛だらけになるので、終わったらまっすぐ家に帰って、着替えとシャワーをしないといけないといういい加減さ。日本では短い髪の人は掃除機みたいなもので吸い出す仕上げもしていたから、そんな気持ちの悪い思いもしないはず。
けれど、わたしもやっぱり気になるから お風呂上りに後姿を大きな鏡に映してみた。そしたら、心持ち右の方が長いような・・・。わたしのお尻も右の方が若干垂れているので、なんだぁ、おそろいじゃん、揃えてくれたんだって嬉しくなった。(違)
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