samahani
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2001年11月13日(火) |
アメリカに住んでいると性格が変わる? |
アメリカ(に限らず海外)に住んでいると気が強くなるというのは、よく聞く話である。日本人同士だから言わなくても解かるよねなんていう馴れ合いはないし、実際、ボケッとしていると足許を見られて、ボラれたり、ごまかされたりもする。
きょうは息子を歯医者(矯正歯科)に連れていった。 いつもの オフィスビル併設の駐車場に行き、タイムカードを出そうとして遮断機の前のボタンを押すのだが、いくら押してもカードが出てこない。目の前にあるブースを覗くと、いつもの南米系、色黒おじさんではなくインド人っぽいおばさんが座っていた。機械が壊れているよと言うと黙ってすっと通してくれた。
問題は帰りに起こった。いつもは歯医者で駐車カードに1時間分のシールを貼ってもらうのだが、当然そんなものはない。するとおばちゃん「レシートをやるから3ドル払え」なんて言ってくるのだ。 むかっ! レシートなんかいらんわぃ! 何で説明もなく、お金を取られるのだ。
No, I didn't hear it. (私は聞いてない) You didn't explain anything. (説明しなかったでしょ) I can't pay. (払えない)
とか いろいろ言わねば気がすまない。すると、ビックリしたことに 「14才のわが息子さん」 リアシートから身を乗り出して加勢してくれるではないか。
You didn't say that!
いままで 引っ込み思案で他人に意見するなんてことがなかった彼に対して、いくら自己主張の国アメリカに来ても、性格はそうそう変わるものではないんだなあと諦めつつも歯痒く思っていたから、ついに・・・と、感慨深いものさえあった。
3分ほどやりあっているうちに 後ろには数台の車が並び、おばちゃんは、しょうがないなぁというように渋い顔して遮断機を上げてくれた。
帰りの車の中では 息子の英語レッスンが・・・。 「聞いてない」っていう言い方はダメなんだよ むこうは言ったけど、こっちが聞こえなかったとも取れるから、最初から「あなたは言っていない」と言うべきだよ。それにママみたいに英語の下手な人が I can'tって言っても I can なのか I can't なのか聞き取れないからそう言う時には、ちゃんと I can not って言わなきゃだめ ・・・なんだそうです。
はあぁ ためになります。それにしても私の英語はちっとも上手くなりませんが。
帰ってから 夕食を食べに行くのに予約を入れようとして、 I would like to make an apointment. と言ってしまいました。一瞬の沈黙ののち Oh ! reservatoin ね、なんて言われてしまいました。 (apointment=病院の予約、 reservation=レストランの予約)
あーあ 知ってたのにぃ〜〜 !
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