キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年05月20日(日) 日記。

時間の経過が明らかに私を変えている。
Jと恋人になる前の私は、今より確実に強かっただろう。
けれど、やはり孤独は深かったはずだ。

幸せそうな誰かを見ても、恋愛についてのどんな事を聞いても
「早く誰かに愛されたい」
「早く誰かを救いたい」
「孤独な自分に気が付いて欲しい」
そんな事をきっと感じていた。
それでもそんな自分が、私はきっと好きだった。

一人で居ることは何の苦痛もない。
けれど、独りになることは淋しくて仕方が無かった。
そして今も同じなのだと思う。

けれどJと恋人になって、恋愛に対するイメージが180度変わって
こんなにも苦しくて幸せなことを知った。

そういう全ての事を知らない私が、
日記としてここに記録されている。
昔の日記を読んだら、色々なことを思い出した。
日記を書いていて良かったと思う。


人は、哀しいことなどの忘れたい事実と共に、
良いことも確実に忘れていく。消えていく。
それを思い出させてくれるのが、こういう記録だと思う。

書いていて「意味ないことだな」と感じるような事でも
これからも書き続けられたらと思った。




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