キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年01月09日(火) 「責めないで。」


彼(Jです。)のお父さんの病が悪化したらしい。
しかも癌。
彼はとても落ち込んでいた。
私には何もできなかった。


人間というのは。他人というのは。
環境や親による影響がとても大きい。
彼の家庭環境は複雑だと思う。
別に両親が離婚したとか、家庭内暴力だとか、
仲が良くないとか、そういうことではなく
家族の同居というより、個々の大人の同居というか。
上手く言えないけれど。
彼も、両親と話をすることはあまり無いらしい。
でも仲が悪い訳じゃなくて、ちゃんとお互いが大切に思ってる。
問題は無いんだけど・・・
(一体何が言いたいのだろう。)


彼は、「(お父さんに)自分の命を分けてあげたい」
と言ってた。
私は、彼を救い上げる言葉を持ってはいなかった。
私の言葉は何も届かない気がした。

彼は、急に落ち込むことがある。
「どうしたの?」と聞いても、「別に何もないよ」と言う。
でも明らかに様子がおかしい。
名前を呼んでも、「何で何も言ってくれないの?」と言って
たとえ私が泣いたとしても、彼は「ごめんね」すら言ってはくれず
彼はただどんよりと、深い闇に落ちてゆく。
そんな彼を、私はいつも止めることができない。


彼は、高校1年生のときから神様を信じなくなったらしい。
高校一年生のとき、彼は大好きだった彼女と別れたのだ。
だから今でも、神様を信じていないという。
不思議な人だと思った。
弱い人だと思った。

彼が弱いとき、何て言ってあげればいいか分からない。
私は彼を、怒ったりできない。怖いから。
失うのが怖いから。
「はるは天使だね。」とか
「はるが居なかったらオレはだめになるよ」とか
そういう言葉をいくつもらっても、私は常にどうしてこんなに不安なんだろう。
私の根本的な性格として、人をあまり説教できない。
(悪い意味で。)


どうやったらJを成長させてあげられるのかなぁ





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