キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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あけましておめでとうございます。
こんな日記を読んでくださる方がいるかどうかも分かりませんが、 今年もどうぞ宜しくお願いします。
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去年(もう「去年」なんだなぁ)のクリスマス付近は、 たっぷりJと一緒に過ごすことができた。 そういえば、私にとって『恋人と過ごすクリスマス』は初めてだったけれど 当たり前のようにJと過ごしていた気がする。 一週間近く、Jの傍に居られたのが初めてで、 その方がなんだか不思議だった。 一緒にケーキや料理を作ったり、ゲームしたり、映画観たり。 幸せだった。
そして年末。 蓮に会った。 2人でファミレスで話した。 蓮は丸くなってた。 体じゃなくて、心のトゲトゲが。 (体の方は、逆にどんどん痩せていっている。)
昔は私の事をしょっちゅうからかったり どう考えても自己中だったりしたのに。
ふと、蓮の口から 「俺と俺の彼女と・・・」 という言葉が出てきた。 驚きはしなかったけれど、いつ彼女ができたのかとか どういう彼女なのかとか一切聞いていなかったから、詳しく聞いた。
蓮のトゲトゲがなくなったのは、 どうやら彼女の影響らしい。 「俺の彼女がわがままだから、そういうのに我慢してたら丸くなった。」 と言ってた。 「でも凄く好きなんでしょ?」 と言うと、 「うん。」 と言った。
そして蓮に、Jの事を話した。 出会ったいきさつなどは何も言って無いけれど。
蓮は基本的に紳士だ。 ドアをいちいち開けてくれたり、 オシャレなお土産を買ってきてくれたり。 今回も、ゴディバのチョコレートを買ってきてくれた。 「これ(高校の)クラス全員に買ってきたの?」 と聞くと、 「まさか(笑)。」 と笑った。
蓮のことは好きだけど それはもう恋愛ではなくて、 もちろん私にはJしかいないし、 私はどこかで、Jと出会えたことを運命みたいに思ってるのかもしれない。 恋の妄想や病気は、きっとそんなもんだ。
もしJが居なくて 蓮に彼女が居なくて 私が蓮のことを好きだったら 私はちゃんと蓮に好きだって言ったのかな。 私にはもう分からない。
蓮のことは愛さないし、愛する必要もない。 ただ遠くで、幸せを見守るだけ。
Jはどう考えても特殊で、変な人で、 でも優しくて、弱くて、大好きな人。 未来が繋がっていなくても、大好きな人。 別れてしまっても、彼の幸せを願いたいと思うくらいに これからも大事にしたい。
今年は就活に力を入れよう。 恋愛に没頭はしない。 勉強もしなければ。
色んなことに頭はまわらないけれど 目に見えていることは大切にしていこう。
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