キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2004年11月26日(金) |
ただそこにあること。 |
話せなくなったら意味が無い。 遠くに居たら意味が無い。 忘れてしまったら意味が無い。 忘れられたら忘れた方がマシだ。
君の幸せを喜べなくなって、もう3ヶ月くらいが過ぎた。 関わりたくなくなって、もう3ヶ月くらいが過ぎた。 通り過ぎて行った。もう、思い出されることも無いでしょう。 初めからそんなに、深い人間関係といえるものではなかったけど、私の方は慕っていた。 メールだって、私の方からしかしなかったし、返ってこないこともあった。 彼女は女だったけど男の人みたいにサバサバしていた。 一つ年上だった。
小さい電子機器のメールも、鳴らないのならただの玩具だ。 音や光が区別されていたこともあったんだね。 もう、文字だけしか表示されなくなった。
私のいけない所は、人の嫌なところが見つかると、何故か悲しむことがあまりなくて、むしろ少し絶望して、 「やっぱり望む人間なんて居ない」って、おもう。 たとえそれが大切な人であったとしても。そう思ってしまうんだろうか。 それが怖くて少し離れているんだと思う。
自分以外なら誰でも羨ましかった。 肉体と精神がこんなにも分裂している生き物はなんて無知なのか。 魂と体は一対何処で交わっているんだろう。分からない。
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絶対に消えて欲しくない人が居た。高校の時出合った。 私には綺麗過ぎて眩しくて、絶対に適わないと思ったんだよ。 その人は私を優しいと呼び、そして私に全てを譲って、何もかも喜んで笑ってくれた。それだけで泣きそうになった。 体が痛む冬のデコボコの帰り道にも、今来た道を振り返って、「生まれてきてくれてよかった、会えて良かった、生きていてくれて良かった」 って、心底思った。 それが私を今まで生かしてくれた。
私に何か適切な言葉を当てはめるとしたら「適応」で、良く言えば愛想がいい。悪く言えば八方美人ってろころだ。 どんな変人でも、どんなに悪い人でも、どんなに優しい人でも、私はその人を少しでも受け入れられる余裕があるように思う。 何もかも反発して叩き返したくないから。 こういうことは、私の中ではあまり良いこととは言えない。 だって、私が何が欲しいのか、本当は何を思ってるのか分からないから。 でも、そこでそうしている私があるってことだけが事実。 結局そういう結論に至る。
別に難しい問題なんかじゃない。理由なんて考えなくて良い。 自分がそう思う、ただそれだけが真実。
でも真実は一つだけじゃないよ。
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