キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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小雨。降っているのか分からないくらいの、優しい小雨です。 傘をさせばきっと雨音がする。 でも傘はささなくてもいい。君は淋しくなんかない。 本当は違うのに。
悲しみを無理に隠しているのです。 もしかしたら君は自分の孤独に気付いていないかもしれない。 あくまで予想にしかならない。
君は別に優しさとか同情なんていらないって思ってると思うけど もしかしたら誰か気付いてあげればその淋しさに気付いてあげられるかもしれない。 もしかしたら音がするかもしれない。
あたしは誰かを救えるかな。
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