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2010年06月25日(金) ■人は、「好き・嫌い」「いい・悪い」で判断している

私たちは、とかく「いい・悪い」の判断よりも
「好き・嫌い」の判断に押し切られて、行動してしまいます。
その訳は、私たちが「好き・嫌い」の判断を最初にし、
次に「いい・悪い」の判断をしているからであり、
「好き・嫌い」という感情こそが自分のものさしだからです。(略)

とはいえ、この世の中で「いい・悪い」の判断基準を持たず、
「好き・嫌い」だけの判断で生きていくことはなかなかできません。
好きなことだけをして嫌いなことはやらない、好きな人とだけ
つきあって嫌いな人とはつきあわないという生き方は、
大人げないと非難され、人間関係を悪くします。

一方、なんでもかんでも「いい・悪い」だけで判断され、
その価値観だけで、みんなが行動してしまうのであれば、
これほどつまらないことはありません。
理性では押さえきれない「好き・嫌い」という
感情があってこそ、人間的なのです。(略)

「好き・嫌い」「いい・悪い」のどちらか一方の判断に
極端に偏らないことが、人間関係を、そして人生を、
楽しくさせる術といえるでしょう。



出典元 「わかっちゃいるけどやめられない心理」
おすすめ度 5
著者名 渡辺 登


さらに、この本では、こう言っています。

「私たちは、相手が悪い人だとわかっていても、
 好きになってしまうことがあります。
 「悪い」という判断よりも、「好き」という判断のほうが、
 圧倒するのです。
 逆に、相手が誰もが認めるいい人であっても、肌が合わない、
 生理的に受け入れられないという直感的な理由で、
 好きになれないこともあります。「いい」という判断より
 「嫌い」の判断の方が勝ってしまうのです。
 「いい・悪い」の判断を持ってはいても、最終的には、
 「好き・嫌い」の判断にはかなわないというのが現実です」


この「好き・嫌い」と「いい・悪い」の判断は、
本当に微妙で、どうバランスをとっていいのか、
自分でもわからなくなる。
また、実際には、どっちの判断で選んでいるのか、
わからないことも多い。

つまり、「好きで、いい」がいちばんいいのだが、
世の中、なかなかそうはいかないし、
「好きで、悪い」は、自分で責任をとるしかないし、
「嫌いで、いい」は、我慢するしかないし…
せめて、「嫌いで、悪い」という判断、選択だけは、
しないようにしないとなあ、と思う。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「ネコ日和…ここにネコは何匹いるでしょう?」

何度もネコと出合った日。
気が付かなかったけど、何匹もいたしね。

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