2010年05月11日(火) |
■自分の欲望、不満にはきりがない |
人間の欲望には果てがありません。 給料が20万円の人は「せめて25万円あれば…」と思いますが、 現実に25万円の給料が得られるようになれば、今度は、 「30万円くらいはほしい」となってしまいます。 病気で入院したときは、「健康が一番だ」と思いますが、 病気が治って元気になり、日常生活に慣れたころには、 またささいなことに不満が募ります。(略)
欲望から要求が生まれ、要求から不満が生まれます。 欲望に果てがない以上、不満にもかぎりがありません。 現在に不満を抱いている人は、結局、どのような人生を 送ろうとも一生不満を抱くことになるでしょう。 時間とともに不満の種類が変わるというだけのことです。 根本的に不満を解消する方法は、 「欲望を抑えること」しかないのです。
と言っても、適度な欲望は、 向上心には欠かせないもので、悪いことではありません。 まったく欲がないのは、「無気力」と同じです。 大きすぎず、小さすぎず、適度な欲望を持つということが、 心豊かに暮らすための秘訣です。
出典元 「こころのおそうじ」 おすすめ度 5 著者名 たかた まさひろ
欲望や不満は、きりがないなぁ…と 自分を見ているとつくづくそう思う。 「これができたらきっと満足する」 「これをしてもらったら、幸せ」 「これがあったら、何もいらない」 などなどと、最初は思っているけれど、それが達成されると、 今度はそれが基準となり、当たり前となり、 次の欲望、欲求がつぎつぎ生まれてきて、それが叶わないと 「なんで叶わないのか」と、不満のもとになる。 やはり…「これで十分、ありがたい」と 足る(たる)を知らないとダメだなぁ…と思う。
大きすぎず、小さすぎず、適度な欲望を持つ、 そして、自分の不満を上手におさえ、コントロールしていく、 それが理想だけれど、なかなかこれがむずかしい。 人間、なかなか適度ができないもので、どうしても、 どちらかに極端に振れて、不満となり、苦しみにもなる。
だから、せめて、知っておこう。 自分の欲望、不満にはきりがないことを。 あれが手に入れば、今度はこれがほしくなることを。 そして、その欲望、不満と上手につきあっていくコツを、 自分なりに身につけていくことが、心豊かに暮らす秘訣だと。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「山の春は、絵画のように美しいね〜」
本当に、美しい里山の春でした。 山菜は採れなかったけど。
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