2010年03月23日(火) |
■「人を引きつける魅力」は「人を思いのままに操る力」になりうる |
「我慢強い」性格は逆境を乗り越えるときに役立つが、 度が過ぎると「変化に逆らう」というマイナスな特性に変わる。 「人を引きつける魅力」は「人を思いのままに操る力」に なりうるし、「倹約家」と「ケチ」は紙一重だ。 「一途に取り組む」ことも大事だが、 下手をすると「盲信」になるだろう。 カミソリのように鋭い「機知」は、「口の悪さ」と表裏一体だ。 読者も自分の長所を点検してみていただきたい。(略)
精神の健康とは、全体性を持っていることだと定義されている。 ユングによれば、大人になるいうことは、パーソナリティの さまざまな側面を統合していくことであり、 この作業は一生続くそうだ。 自分自身の一部を否認すれば、 もうその人は、全体性を持っているとは言えない。
出典元 「成功して不幸になる人びと」 おすすめ度 3.5 著者名 ジョン・オニール
あるときは、自分を救ってくれた特性、守ってくれた特性、 成功に導いてくれた特性も、度が過ぎれば、あるいは、 野放しにしておけば、逆に自分を窮地に追い込むことにもなりうる、 ということだと思う。
また、自分の長所は、欠点にもなりうるし、 逆に、欠点だと思っていたことが、 長所にもなりうるということでもあると思う。
ちなみにこの本には、他の特性の裏表についてこう書いている。 《成功に導く特性》 《その裏側》 □自信 ■失敗するはずがないという意識 □スピード ■拙速 □アンテナを張り巡らす ■よさそうなものだけに目を向ける □献身 ■仕事中毒 □制御 ■柔軟性の欠如 □勇気 ■向こう見ず
自分の持つ特性を裏表から見ることも大切で、 長所だけれど行き過ぎや、欠点だとただ否定することも押さえ、 自分の全体としてその特性をとらえていきたいと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「路地ではじめて見た「植物」…これは何?」
なんですかね、花?野菜? 不思議な形だった。
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