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2010年03月10日(水) ■正論は、人を動かさない

誰が考えても正しく、もっともなこと、
つまり「正論」は、時に聞き手の耳を閉ざし、
態度を硬直化させてしまうことがあります。
 (略)

真っ向からその正論を突きつけられると、
聞く方は反射的に防衛に回ってしまいます。
話が正しければ正しいほど、受け入れにくくなるのです。

言われる方からすると、今の自分の至らないところを
高いところから指摘されているようで、
素直に聞くことができなくなるのです。


出典元 「なぜ、だれも私の言うことを聞かないのか?」
おすすめ度 4.5
著者名 鈴木 義幸 (著), コーチエィ (著)


「正論」を言われると、私などは、すぐに反発したくなる。
例えば、
「前々からわかっていたんだから、
 もっと、早く準備をしておくべきだろう」
なんて言われたりすると、
こちらの状況や事情を全く無視しているから、
「そんなこと言ったって、こっちだって、
 いろいろとあったんだから、仕方ないでしょ」
などと、怒りの反論のひとつもしたくなる。

そんなことは、言われなくてもわかっている、
わかっていてもできなかった…と多少うしろめたいから、
よけいそんな反論をしてしまう。
そして、
「そんなことを言うなら、あなたがやってよ」
なんてことにもなる。

でも、例えば、
「何かあったから準備遅れたの?」
などと、聞いてもらえれば、
「うん、いろいろあってね、
 気になっていたんだけど、今からやるわ」
なんてことも言える。

正論は、振りかざしやすい。
正論を言う自由もあるし、正論が大切な時もあるが、
人を動かすのは、人が耳を傾けてくれるのは、
正論ではないと感じる。
言い方ひとつ、尋ね方ひとつ、だなと思う。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「おっ、にぎやかそうなお店だね〜」

こんな感じでにぎやかでした。
ちょっと入ってみたいお店だな、と思いました。

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