2004年07月08日(木) |
もはや自分のいい分が正しいなどといえる時代ではなくなった。 |
もはや自分のいい分が正しいなどといえる時代ではなくなった。 どっちが正しいという価値判断や主張が出来る時代ではなく、 それぞれがその違いに耐えて生きなければならなくなってしまったのだ。 怒りたいが怒っても相手に通じない。 通じないとわかってはいるがしかしハラが立つ。 ハラを立てながら無力感を覚えている。
「何がおかしい」より 佐藤 愛子著
自分が正しいと言い切ってみたいが、どうも自信がない。 自信がないというより、わからないと言う方が近い。 迷ってしまうと言いかえてもいい。
この条件においては、正しい。 でも違う条件なら、それは正しくない。 とか、 コッチから見るとそれは正しい。 でも、ソッチからみると、それは正しくない。 とか…そんなことを考えはじめると、 では、いったい何が正しいのだろうと思えてくる。 いや、実際、何が正しいのだろう… 正しいことって…どんなこと?
しかし、世の中には自分の言っていることが正しいと 言い切っている人もいて、そういう人は自分の中に 何か正しさの基準があるんだろうと思う。 ただ、言い切ってもいいが、 その考えを押しつけたりしないでほしいものだ。 あなたは正しいと思う、でも私はそうは思わない、 かも知れないからだ。
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