2002年12月29日(日) |
成熟した依存、大人の助けあいという場合、 |
成熟した依存、大人の助けあいという場合、 与えられたものと同じものを返す必要はないのです。 むしろ、相手に足りないものをお互いに補ったり、 相手のニーズを読んでそれを満たしてあげることが 大切なのです。
「通じあう心」より 和田秀樹著
最近は誰かにものをあげるときも、 相手に負担にならないように、かなり考える。 いらないものをあげても仕方ないし、 処分に困るものは、さけるようにしている。
ものをもらっても、ありがたくないのは、 いらないものをもらうときである。 特に日本の常識の「お返し」というものには辟易する。 どんな歴史の上に成り立ってのかはわからないが、 ありがたくない常識だといつも思う。
「お返し」ということばが示しているように、 その裏には、とにかく返しておこう、後で何も言われないように という、気持ちが見え隠れしている。 その結果、何かをとにかく返す。 送った方はとりあえず、それで満足する。
現在はものにあふれている。そろそろそんな常識を 見直してもいいのではないかといつも思う。 そう思いつつ、頂きものの「お返し」を考えねばならない。 あーあ。
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