2002年08月19日(月) |
事件の表面に見えている材料だけで判断してはならない。 |
事件の表面に見えている材料だけで判断してはならない。 人間というのは想像以上に複雑な生き物である。
人は生きていくうちに独自の行動や思想パターンを確立していく。 ある程度の形が出来るまでには長い年月を必要とする。 日々を過ごしていくのに、人はそういうパターンを必要としている。 よほどの理由がない限り、そのパターンを破ることはない。
「動機が怖いほど読める!」 ジョン・ダグラス著
イヤな事件が続いている… 短絡的な少年犯罪、残忍な殺傷事件等々、こういう事件の背後に 何があるのか…
犯人像について、そんな犯罪を犯すような感じには見えないとか、 明るくていい子だったとか、そんな印象が多く語られる。 何がそんな印象を与え、その裏に何があるのか… プロファイラーが言うように、表面で判断しては いけないのだろう。
最近の犯罪はあまりに短絡的で、手軽に行われているような気がする。 それだけ、人のこころが索漠としてるのだろう。 その索漠も、おそらく、長い間に積み重なってきたのだろう。
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